Klevgrandのプラグインをご紹介します。
Klevgrandはスウェーデンにあり、映画制作者、ミュージシャン、ソフトウェア開発者、プロデューサー、サウンドデザイナーが運営しているデベロッパー。
様々なクリエイターが開発したソフトウェアなため、実践に基づいた知識と経験が活かされていることはもちろん、高品質で低価格な製品開発を目指しているとのこと。
今回はツール系のプラグイン2種「GAFFEL」「BRUSFRI」のレビューです。
マルチバンドアドベンチャー「GAFFEL」
「GAFFEL」はスウェーデン語でフォークの意。
オーディオトラックを任意の帯域で4分割します。
使い方としては、
①4つバスチャンネル(Cubaseではグループチャンネル)を立ち上げる
②それぞれにGAFFELをインサート
③オーディオトラックからSendで送る
これでオーディオトラックを複製することなく、帯域毎に鳴らし分けることができ、個別エフェクトで処理が可能となります。※オーディオトラックのアウトプットルーティングはオフにする。
分割することで、例えば低域のパンを狭める、高域のみステレオワイドで広げてリバーブをかける、特定の帯域にコンプをかける、などができるわけです。
手持ちのお気に入りプラグインがマルチバンドエフェクトとして機能するのも嬉しいですね。
また、複数立ち上げたGAFFELの周波数設定をグループ内同期させることが可能で、最大8つのグループが切り替えられます。いちいち全ての周波数設定を調整する必要はありません。
一部の帯域だけ鳴らすこともできるし、その逆(鳴らさない)もできます。
キックやスネアなどの単品の音作りを詰めるのにも役立ちそうです。トラックの複製や、プラグインの重複が避けられるため作業効率が上がりますね。
その他にもオーディオデータを分析したりと様々な使い方ができそう。
ちなみにGUIサイズを2段階切り替えもできるのも地味に便利です。
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ノイズリダクションプラグイン「BRUSFRI」
「BRUSFRI」とはスウェーデン語で、ノイズフリー。
ワンタッチで音質劣化なくノイズを取り除くことが出来る超時短ツール。
ざっくり説明すると、録音時に入る「サーッ」というノイズや、部屋鳴りなどの残響音を簡単に取り除くプラグイン。
使い方はカンタンで、耳のマークの「LEARN」をノイズの箇所でクリックするだけ。
あっさりとノイズ除去が完了します。
複数の “ファイン・チューンド・ゲート” を使用しているため、ノイズ除去の際に発生しがちな位相が狂う副作用はないとのこと。
イメージと異なる結果になった場合は、左側でアタック・スレッショルド・リリースの調整、右側でフィルターや輪郭を強調して、音像を整えることが可能です。
残響音を含んだサンプリング素材なんかも、使いやすく生まれ変わらせてくれますよ。
とにかくシンプル、使い方が簡単なのが良いですね。ほんの少し仕組みを理解すれば、マニュアルを見ずとも数分で使い方が習得できるはずです。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
どの製品も品質が良く買いやすい価格です。
使い勝手がよく、遊び心に溢れています。
双方ともに負荷は軽いので気兼ねなく使用できるのも嬉しい。
次回はエフェクターをご紹介したいと思いますのでお楽しみに。
ではでは。
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