音源

マルチに使える3Dウェーブテーブルシンセ、Tone2「Icarus」レビュー

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Tone2のシンセは以前より気にはなっていたものの、セールの頻度が低いこともあって買う機会がありませんでした。

が、2017年の黒金にてめでたくセールに!ようやくぼくもTone2ユーザーになりましたのでご報告かつざっくりレビューです。ちょっと時間は経ってますがw

小室さんも使用している「Electra」なども気になっていましたが、Tone2の中では最も後発のシンセである「Icarus」をチョイス。出音の良さはこちらの方が好みなんですよね。

国内ではTone2ユーザーが少ないイメージあります。購入検討されている方のお役に立てれば幸いです。

Icarusとは

Tone2_Icarus_Tilt2

波形をクロスブレンドする、3Dウェーブテーブルシンセです。

何が「3D」なのかといいますと、各オシレーターごとにモーフィングによる波形のクロスブレンド、HyperSawオシレータによるユニゾンが可能なのです。

・モーフィング・・・選択したメインの波形とは別の波形を選択し、混ぜ具合を調整できる

・HyperSawオシレータ・・・いかなる波形にも37種類のモードからなるユニゾン効果を与える

更に手書きでの加工も可能なため、オシレーターの自由度は無限大です。(後述します)

グラフィカルなフィルターやアルペジエーターの動きも一目瞭然。波形などもアニメーションします。動きあるとイメージもしやすいのはもちろん、テンション上がりますね。

ハードシンセを彷彿させる明るく空気感がある音

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新しいシンセの音。今どきな音がします。

粒立ちが良く、クリアで上品な音です。ウォブルベースなどの激しい音も得意としますが、ジェントルな雰囲気を保ちます。どことなく優等生な音w

そのおかげか馴染みが良いですね。再生エンジンが良いのでしょう。


使える音が多い

ウェーブテーブルシンセなので、ベル系などのキラキラ音色も得意としており、幅広い音作りが可能なため汎用性があります。ってか日本人ウケしそう。

ハードのマルチ音源(JVシリーズなど)が好きな方はハマるシンセではないでしょうか。ブラス音色なんかはアナログシンセというより、PCMシンセに入っているアナログシンセのブラスの音というか。

聴いたことあるぞ!っていう音がキレイな音で鳴るんですよ。ハード音源好きな人はテンション上がるんじゃないかなーと。

同じウェーブテーブル方式のSerumほどEDM色が強くないものの、オールジャンルとしても使える良いとこどりな感じです。悪く言えば中途半端ともいえるかもしれません。

エフェクトが優秀

53種類のエフェクトを搭載してます。空間系が特に良いです。ベル系などキレイに響きます。

ちなみに、芦沢さんの新曲「Suki210%」で最も使用されたシンセがIcarusとのことです。


音作りは理解しやすい構造

IMG_4350
全体的な音作りとしては、ツマミを適当に触っていくだけでも十分な音作りが可能です。効果がすぐわかるのが◎。マニュアルなくてもしばらく触っていれば使えるようになりそう。

めちゃくちゃイジり倒してもノイジーな音になり辛い設計も好感が持てます。


もちろん、シンセマニア向けな複雑なモジュレーションを組むこともできる。

↑の画像は、波形エディットの画面です。マウスで手書きできるんですが、ササっと書けてすぐに反映されるのが簡単ですごくイイです。

ペイントソフトのようにツール(矩形波やノイズっぽいモノもあり)を選択して書けるのも親切。

波形の取り込みも可能

手持ちのWAVもドラッグ&ドロップで取り込み可能です。(サイズに制限あり)

取り込んだWAVも数秒で、Icarusの音色として使用可能になrます。もちろん波形も書き換えられたりします。自由度高いのに操作はカンタンです。

負荷はほどほど。動作は快適

負荷はStudio One
のVSTパフォーマンスメーターで計測。

立ち上げただけで、5%消費します。コードを鳴らすと、軽いもので7~8%、重たいもので20%を超えました。新しいシンセなのでこんなもんでしょうw

音色切り替えや、波形編集、WAVの取り込みなど動作はすこぶる軽いです。安定感もあるので、それほどビビるほどではないですね。

当方環境です。

OS・・・windows10 64bit    

CPU ・・・Intel Corei7 3.2G    

メモリ・・・32GB   

さいごに

いかがでしょうか。

Tone2のシンセは他にない独特な味があるので、シンセたくさん持っている人もひとつは持っておいてもいいんじゃないかなと。

明るく派手な音が好き、汎用性が高いシンセが欲しい人にオススメです。ウェーブテーブルだけあって、エッジが効いた音も得意とします。マルチに活躍すると思います。

ただ温かみがある音色とは言えないので、こってりしたアナログシンセが欲しい、って人は他のシンセの方が良いです。

価格は17,600円ほど。

SONICWIREさんで購入可能⇒Tone2 Icarus

ではでは。

ちなみに先日発売された、Icarus制作者自ら作ったという拡張音源良い感じです。

Tone2 Icarus用拡張音色「Wavetable expansion」がリリース

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