サクッと生ドラム使って曲作り進めたいけど、調整とかめんどくせぇし、馴染まねぇし、容量デカイし・・・。
そんな生ドラム音源あるあるですが、本日はそんな悩めるDTMerにオススメなドラム音源をご紹介します。
Twitterでお世話になっている、もっぴーさうんどさん(@moppysound)が共同開発しているデベロッパー、DOVA-SYNDROMEのバンドテイスト向けドラム音源「JP Extremely Ordinary Drums」です。
「作曲者」の使用感を最優先に考えて制作されたドラム音源とのことで、期待通りに仕上がっておりますよ。
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JP Extremely Orbinary Drumsとは
打ち込み臭くならない、生のドラム「Extremely Ordinary Drums=極めて平凡なドラム」をテーマに、
1. PCに負荷を与えない軽量設計2. ストレスを極力感じさせない使用感3. ドラマーが実際にプレイしているようなリアルさ
を追及して開発しました。
Kontakt(フルバージョン)用音源ライブラリで、容量は151MB(非圧縮時)。動作も極めて軽いです。※Playerは制限時間あり。
各楽器ごとに、エンベロープ、エフェクター(フィルター、サチュレーター、コンプ、リバーブなど)搭載していて、内部でも簡単なエディットは可能です。
エフェクターはマイルドなかかり方なので、積極的に音作りする場合は外部エフェクターを使った方が良いでしょう。
注目したいのは、Addictive Drums 2、BFD3、Superior Drummer 2.0、Steven Slate Drums 4、GM配列(これ嬉しい)などのキーマッピングに対応している点。既存曲で前述のドラム音源を使用している場合でも差し替えが容易です。
※音源によって鳴り方が異なるので、ベロシティの強弱は多少の調整が必要になります。
調整の必要が最小限の時短生ドラム
そのまんまですが、バンドテイストの楽曲など、とても相性がよく、馴染みやすいです。
逆にシンセ主体の音楽には、そのままではちょっと合わないかなと思います。加工すればある程度まで詰められるとは思いますが、使うのであればやはりギターなどが入っているバンドテイストな楽曲でしょう。
ギター、ベース、などに合わせてみるとわかるのですが、調整の必要がないくらいバッチリハマります。作曲者向けとされている部分はココだなと納得できました。
コンプやEQをかけたりして「生ドラムを馴染ませる手間」がほとんど要らないんですよね。これはショートカット生ドラム音源ですよw生産性が上がります。
音質が良く抜けが良い
音質は雑味がなく、キレイです。余計な倍音もないので加工もしやすい。
それでいて、楽曲にも埋もれずシッカリ抜けてきます。コンプかますと更に抜けます。それでいて、主張しすぎないバランスが使いやすさに繋がってますね。
単体で聴くと、BFD3などに比べてダイナミクスが足りないかな?と思うんですが、楽曲に馴染ませると全然負けてないです。
最初から不必要な部分を取り除いて、美味しい部分はしっかり残っているんですよね。
個人的にはハイハットの音が程よくドライで好きですね。絶妙な音質で使いやすく気持ちいい。
さいごに
総評としまして「しっかりリアルな生ドラムなのに、馴染ませる工夫がそれほど必要が無いドラム音源」ですね。
リアルさは専用音源級、馴染みやすさはPCM総合音源級と言った具合に、良いとこどりの質感。
制作にはかなり苦労・工夫されたのではないかなと、拘りを感じる音源です。
手軽に生ドラムが入れられて、動作も軽いのでコンポーザーの方にオススメです。
2017年9月末まで、オープニングセールにつき通常5,000円→4,000円となっています。
ではでは。