前回はINTEGRA-7のバーチャルアナログについて書きましたが、今回はその中のウェーブテーブルについて書いていきます。
SuperNATURALにはウェーブテーブルに450もの波形がサンプリングされているので、多彩な音作りが可能です。
実際に作ってみました。
ウェーブテーブルの音色群
作った音色を聴く前に、ウェーブテーブルにはどんな音があるのかをざっくり紹介。
ノコギリ波だけでも、Jupiter-8、Moog、Prophet-5、GR-300、JD-800などが入ってます。
シンクリードは数種類、ストリングスにディストーションギター、クワイア、ボイス、オケヒ。更にはパーカッション系もあるのでホント幅広いというか、一通りPCMの音色が揃っている感じです。
XV-5080部の波形と比べると、1音でも「使える音」という印象ですね。音が太いというか、出来上がっててしっかりしてます。
「PCM音源部よりもリッチな音をオシレーターにぶっ込んで、SuperNATURALのバーチャルアナログ部で音作り」ってのがコンセプトなのかなと感じます。
オリジナル音色作ってみた
DX7風のエレクトリックピアノとFM音源っぽいシンセブラスを作ってみました。
あんまり追い込んではないですが、雰囲気は出てると思います。
波形を3つ重ねてちょっと調整した程度ですが、サンプリングの質が良いのでしっかりFMっぽい感じ出てますよね。追い込めばもっと音作りは出来ると思います。
INTEGRA-7で鳴らすFM音源っぽい音もオツなものです。
さいごに
いかがでしょうか。簡単な音作りですが、INTEGRA-7の音作りの幅の広さが少しは伝わったかと思います。
もっと追い込めば似せられるでしょう。まだまだINTEGRA-7懐は深いのです。
最大のウリはハードシンセの音質の恩恵です。特にRolandのシンセの特徴である音色のレイヤー時の気持ち良さ、手を加えなくてもバッチリ決まってしまうところ。
その違いは和音で弾く場合にも顕著です。特に高音での和音に息苦しさがありません。しなやかで、抜けが良いのに、わざとらしさがなく、うるさいと感じる事がありません。
ソフトはソフト、ハードはハードで良さがありますよね。
ではでは。
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