CREATIVEの製品はスピーカーも使ってて、安い割には音が良いので、このヘッドフォンも前から気になってはいたんですが、やっと買いました。
あの安井洋介さん(@yousukeyasui)もご愛用されているヘッドフォンです。※ミックスやマスタリングもこれを使用されているようです。他のヘッドフォンも併用はされていると思いますが。
手持ちのヘッドフォンSONY MDR-CD900STやAKG K701と比較も交えてレビューしてみたいと思います。
とりあえず開封
持ち歩けるようにソフトケースと、延長ケーブルが付属してます。安いのに親切ですね。
音の感想・見た目
ドンシャリ系です。とにかくロー(低域)がしっかり出てます。ミドル(中域)は控えめです。締まった低音ではありませんが、量が多くズンズンと結構気持ちよく聴けます。ハイ(高域)は、少しボヤけつつも、出てはいます。足りないってことはないです。柔らかく気持ちの良い音。左右の定位はとてもハッキリしており、気持ちの良い分離感です。アタック感はあるけど、柔らかく角がない。
見た目はプラスチッキーで安っぽいです。ハウジング部分は指紋だらけになりそう。そこは愛情持って磨けば良し。イヤーパッドは合皮ですが、完全にビニールっぽいです。900STが高級に見えます。安価なのでそれは仕方ないです。
耐久性ですが、ヘッドバンドが細く頼りないので、あまり雑に扱うと壊れるんじゃないかなと思いました。
装着感は軽いです。少し窮屈な感じですが痛くはありません。イヤーパッドも見た目はしょぼいですが、フワフワと柔らかく、付け心地は悪くないです。
付属の延長コードはオススメできない
延長コードがないとかなり短くて困るんですが、このコードはダメです。
ローの量がガッツリ減って、音にパワーがなくなります。低音少ないほうが聴きやすいって方は良いかもですが、せっかくのローが減るのはもったいないです。
せめてこのあたり買うといいのかな?検討しよう・・・。
手持ちのヘッドフォンと比較
ヘッドバンド細ッ!!
とはいっても当たり前です。値段に差があるので仕方ないです。
この3つの中ではローが一番出てるのはAurvanaです。
Aurvanaの後に900STを聴くと、よく言えばハイはクリアに出てるんですけど、悪く言うとスカってます。(良く言うと900STのローは締まってる)
K701と900STの一番の差は、音の距離感(特に横方向)でした。K701は遠く、900STは近い。分離もしっかりです。双方ともにハイは刺さるくらい出ます。対して、Aurvanaは方向性が全く違います。横方向の距離感はK701と900STの間くらいで、音同士をうまく混ぜて聴かせてくれる感じ。決して高音質ではないですが、リスニング的。
シンセの音も印象が変わってくる
スネアの音とかは全然別モノに聴こえたりします。ピアノとかも、900STはしっかり聞こえすぎて面白みがないモノも、Aurvanaで聴くと艶っぽく聴こえたりしたのには驚きましたwシンセの印象変わっちゃうなコレは。むしろAurvanaで聴きたいって感じになりました。モニター的な音ばかり聴くのも考えものですね。新たな気付きです。
フォスター電機(日本企業)が作ってる
自社ブランドのFOSTEXが有名ですが、OEMで音響機器をいろいろ作ってるメーカーです。
この2機種のがAurvanaと同じユニットを使ってると言われてます。価格はAurvanaより高い。確かに見た目がめっちゃ似てますよねw
DENON AH-D1000K
FOSTEX mh256(※ディスコン)
さいごに
音の傾向はリスニング寄りで、モニター専用のヘッドフォンほどシビアな感じではないので、気持ちよく音楽が楽しめます。シンセの音や、楽器の音(ピアノ)等も「良い音」で鳴らしてくれます。シビアなモニターとしての使い方は慣れが必要ですが、普段使いにはとても良いですw
900STでも良いんですけど、音が近くてモニター的過ぎて面白みがない。K701はイヤーパッドが汗をすべて吸収するのが気になる。ってことで、Aurvanaです。私の欲しいところにビタっときましたw
個人的に狙ってた鳴り方のヘッドホンが手に入って非常に満足です!なんてったって安い!
オススメですよ!