音源

KORG TRITON-RACK レビュー【DEMOあり】

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ども、PCM音源が大好きなゆにばす(@universe_ex)です。

KORGの一時代を築いたTRITONのレビューです。

1999年にキーボードタイプのTRITONが発売され、M3が出るまで(OASYSは別扱い)フラッグシップモデルとして君臨したPCM音源のシンセサイザーです。

高校生の頃に、友人と2人で楽器屋の店員に頼んでDEMO演奏をMDに録音させてもらった事がありますw

今となっては懐かしい音源ですが、まだまだ使える音源です。

概要

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TRITON-RACKは2000年9月発売。

1999年に発売されたTRITON(61鍵盤)をベースにして、更に進化させた音源モジュール版となります。新開発のHI Synthesis System音源(PCM音源)を搭載し、48kHzサンプリングの高品位なサンプルを収録しています。

国産シンセでのライバル機(ラックバージョン)は、Roland XV-5080(2000年4月発売)、MOTIF-RACK(2003年1月)ですね。

Roland XV-5080

xv5080

YAMAHA MOTIF-RACK

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各社、PCM音源の集大成とも言える音源でした。

TRITON-Rack Expandable HI Module/Sampler|KORG INC.TRITON-Rack Expandable HI Module/Sampler|KORG INC.

驚異の拡張性

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注目すべきは、その拡張性です。TRITON専用オプションボードがめっちゃたくさんあります。

EXB-MOSS

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6音ポリの物理モデル音源です。定価39,800円。

K_Take所長がめっちゃ詳しく解説されてます。

MOSS音源研究室MOSS音源研究室


EXB-PCM

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最大8枚搭載可能。Roland JV-SRシリーズのエキパンの位置付けです。

容量は16MBとSR-JVシリーズと同じながら、半額以下と良心的。定価10,000円。



EXB-SCSI

2

スカジー端子ですね。FDDを使わず、HDDに直接楽曲データや音色データを保存したり、サンプラーやCD-ROM等から波形を読み込んだりすることが可能となります。XV-5080には標準搭載されてました。



EXB-DI

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デジタルインターフェイスボード。デジタル端子が使用可能となります。これもXV-5080には標準搭載。



EXB-mLAN

            EXB-MLAN

YAMAHAが提唱した音楽機材通信規格。パソコン側のIEEE1394との接続が可能となる。規格は開発終了してます。



さらに、サンプラー用メモリを最大96MB拡張可能

SIMMです。今はあまり売ってないですね。ってか全部売ってないので中古を根気良く探すしかないです。

本体価格は189,000円ですが、これ全部拡張したらいったいいくらになるんだw

ってかもうちょっと純正でつけてくれても良かったんじゃないかなw

有名人も愛用

TRITON EXETREMEは、あの宇多田ヒカルさんも愛用していました(今もしてる?)。



── 宇多田ヒカルはTRITON(KORG社のシンセサイザー)をトイレに置いてるっていうウソみたいな本当の話もありますよね。
PUNPEEへぇ。でも分かる気がするなぁ。たぶん思いついたときに形にしたいんだろうね。俺もトイレと風呂は思いつくこと多いかもしれないな。

 ※PUNPEEより引用
PUNPEE | レビュー | LIQUIDROOMPUNPEE | レビュー | LIQUIDROOM

トイレにTRITONとは豪華やな・・・ってかどんだけ広いトイレだw

サザンの原由子さん。KORG好きですよね。

あとは良く知らないんですけど、「けいおん!」のムギちゃんも愛用。

けいおん!のお陰で、EXETREMEの中古相場の値段が上がったとか何とか。

今月号のサンレコで蔦谷好位置さんのスタジオが出てましたが、TRITON-RACKが鎮座してました。

音色DEMO

まずは初めの方に入ってるプリセット。

オススメのオルガン音色。プリセット名も「B3」とあったりその気になれます。レスリースピーカーの感じがめっちゃ良い感じです。

ベル系もオススメ。KORGはM1の頃からベル系が良いです。

やっぱり気になるシンセ音色。リード系。

シンセ系音色いろいろ。

結構すぐ使える音が多いです。あと弾いてたらイマジネーションが湧いてくる音色が多く感じました。音が気持ち良いのもポイントかも。

TRITONとTRINITYの違い

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巷では、後発のTRITONの方が音が悪いとか何とか一部で言われています。

TRITONになって「サンプルの質が悪くなった」(ループが粗い)という意見や、ピアノやストリングス等の粒立ちはTRINITYの方が上だとか。真偽は定かではありませんが、確かに音の質は違うように思います。

音源方式は同じPCM音源ながらTRINITYはACCESS(Advanced Combined Control Synthesis System)と呼ばれる48kHzサンプリング音源です。

01/WからTRINITYになった時の変わりようが凄かったので、そのインパクトのせいもあるのかもしれません。高音がカキーン!と出るようになりましたからね。TRITONになって上品になり過ぎたかな?って気が。

ラックバージョンで比較した場合は、TRITON-RACKになって圧倒的に液晶が大きくなったのでその点は圧倒的アドバンテージですね。

KORGの開発陣によると、

当時いっしょに音楽やっていた相方がTRITON買ってTRINITYを上回る音色数や機能面がうらやましかったんですが(笑)、音質はどちらも異なっていてどちらもそれぞれの良さがあって面白かったです。

TRITONはTRINITYとはフィルターが違うので、その違いが質感に出ていると思いますね。

 
KORG 本社訪問インタビュー! 【DJ機材専門店 PowerDJ's】KORG 本社訪問インタビュー! 【DJ機材専門店 PowerDJ’s】

なるほど、フィルター!

音作りの工程でも差が出てきそうですね。

現行ではTRITON-Taktileが発売中

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現在でもTRITONのDNAは健在で、DTM制作に特化した、TRITON入りUSB MIDIキーボードが発売中です。

なんちゅーものを出すんだKORG!って思ったけど、アウトがステレオミニジャックしかない仕様で残念な感じに。経費削減なのかハイエンド機を売る為なのか・・・。

でも驚異的に安いです。

さいごに

PCM音源の過渡期に発売された音源なので、とてもハイファイで良い意味で時代の音がします。楽曲にも馴染みやすいクリアで抜けの良い音です。

今となっては、ピアノやストリングス、ブラス等のアコースティックのリアルさには欠けますが、味があっていいです。個人的にはオルガンと、シンセ系のベルの音とかが好きで、エフェクトの質感も気に入ってます。

画面が大きいことと、ツマミもついてますので、エディットとかも割としやすく、楽しいです。

ただ、せめてバンドパスフィルターは標準搭載にして欲しかった・・・(MOSSで拡張可能)

総合音源でたくさん音色が欲しいって方にはオススメです。

あとデザイン良いですよね。色もいい。hasuさんも言ってました。



同感です。

中古楽器店かヤフオクで狙いましょう。相場は15,000~20,000円で程度良いヤツ狙えます。興味のある方は是非!

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