中学生の頃はゲームセンターに入り浸ってストⅡに育てられたといっても過言ではない、ゆにばす(@universe_ex)です。
そんなストリートファイターもVの登場を控え注目を集めています。
シリーズの中でもストⅣのサントラが大好きなので紹介します。
完全にシンセサイザーサウンドでシンセ好きは必聴です!
作・編曲者 深澤秀行さん
深澤氏(@eicheph)は、有名どころのアーティストから映画音楽やアニメ音楽まで、第一線でマルチな活躍をされている作曲家です。
師匠はシンセサイザー・プログラミングの巨匠・中山信彦氏(@nakayamaworld)。
そして、あの岩代太郎氏とも親交が深く、共に映画音楽にも関わっているというかなりビッグな方です。
ゲーム音楽ではモンハンシリーズ等カプコンのゲームが多いです。
これはカプコンではないですが、ストⅣとは方向性が全く違うフルオーケストラで編曲された作品。
てっきりシンセサウンドが得意な方と思ったらフルオケも・・・すごい。
予想もしていなかった依頼に直面した僕は、「ああ、まぁ、そうすか、頑張りますよ、嬉しいです」などとまるで‘他人事’のような感想を無理矢理ひねり出すのが精一杯でした。
「ストリートファイターの次回作って・・・やっぱリュウとかダルシムとか出るのかな・・・それって・・・す、凄い仕事じゃん!」と段々と実感を伴った感動が押し寄せてきました。
自宅に戻って「ストリートファイターZERO2」のPS版を探して、久しぶりに遊んでみました。考えてみると、どの曲もメロディがはっきりと自分の耳に残っています。
「そうかZERO2もその前のスト2もメロは変わってないな。これはオリジナルから勉強じゃい!」
オリジナルの勉強はネットの動画から始められたそうで、オリジナルの音楽を確認しつつ、ファンの求めている事もしっかりと確認されています。プロとして当然の事かもしれませんが、深澤さんの音楽に、ストリートファイターに対する想いが感じられました。
ライナーノーツではシンセの「シ」の字も語られていないのがシンセファンとしては非常に残念ではありますが、枝葉末節の難しい話はニッチですから、これが普通なのでしょうけど。私のワガママですねw機会があればどこかで語って頂けると嬉しい!!
ちなみにサウンドディレクションを担当された遠藤正之さんがこんな事をライナーノーツに書いておられました。
作曲を担当している深澤さんでなければこのストリートファイターⅣの世界感、ボリューム、演出は達成出来なかったと思います。深澤さんも私も開発終盤は覚醒しておりますので、それはもう凄かったです。あの調子で一年間作曲したら1000曲位はいくでしょうwww
その道を極めた人が集中して作業を行っている姿・・・見てみたい!!
濃いシンセサウンド
音色、SEの使い方、アイデア(情報量)が詰め込まれているのは流石の一言。
飽きさせない楽曲が目白押しです。
ってか、どの曲もカッコイイ!
シンセサイザー音楽はモノによっては単調に聴こえたり、リズムが主張していてメロディが薄かったり、四つ打ち一辺倒だったり・・・ですが、そこは流石の深澤さん。しっかり展開感があって、それぞれの楽曲の個性が際立っており、非常にコントラストある仕上がりになっています。
メロディもリズムも主張し過ぎない絶妙なバランスの楽曲がシンセサウンドで奏でられるのは耳が幸せです。
コントラストがくっきりしてるのは、各ステージ(曲)の個性を出す必要性がそうなった要因のひとつかもしれません。ゲーム音楽であるが故という事もあるでしょう。
ここまでの世界観を演出出来るのは、フルオケも書ける深澤さんの懐の深さなのかなと勝手に分析。
DISC2はストⅡの名曲の数々が深澤さんのアレンジで生まれ変わってます。
こちらの人気がとてもあるようですが・・・私としては深澤さんのオリジナルを推したい!
ストⅣファン、ストⅡファンのみならず、シンセファンには絶対オススメです。
ちなみに、EXILEが歌うTHE NEXT DOORは深澤さんじゃありません。