Arturiaといえばヴィンテージシンセサイザーのイメージが強いですが、実はエフェクトプラグインのクオリティが素晴らしく高いです。
ぼく自身、シンセよりもエフェクトの方を使ってるのではと思うほどで、特にPreampとCompressorシリーズが特にお気に入り。
派手に効くというよりも、極めて自然で、品のあるジェントルな色付けを行えるのが特徴です。
プリアンプ系のプラグインをお探しの方、それぞれの特徴が分かるデモ音源を用意しましたので是非聴いていってください。
※この記事は2019年11月1日に投稿されたものに、加筆修正したものです。
Arturia Preampsシリーズ
Arturia 3 Preampsには3種類のプリアンプがバンドルされています。※()内は元になった実機名。
いずれも数々の名盤で使用されている名機ばかりなので、気になるのはその再現度。
NEVEのプリアンプなどは、様々なデベロッパーからリリースされているわけですがArturiaのものは一味違う質感です。
ちなみにぼくはバンドルを買いましたが、単品購入も可能。
※Arturia 3 Preampsはディスコンとなり、現在バンドルはFX Collectionに統一されています。
聴き比べ
音の特徴を聴き比べしみてください。こちらが素のドラムです。
1973-Pre
プリセット:Drum Bus
Neveらしい艶と中域の力強さがグッと出て抜けも良くなります。どんな素材にも合いそう。
ただ太くなる、派手になるわけではなく、独特の味付けが良いですね。
高級料亭の職人がとった出汁で仕上げたような、濃いのに品がある質感。
TridA-Pre
プリセット:Drum MixBus
高域に特徴があり、前にでる元気な音になりますね。
派手なロックなどに向いてそう。
V76-Pre
プリセット:Drum Mid-Side Treat
高域は控えめで、全体的に温かみを感じるサウンドで、低域もフワっとします。
マイルドにしたいトラックには最適ではないでしょうか。
さいごに
それぞれのキャラクターは三者三様。バンドルを買ってもカブることはないので、用途に応じて使い分けができます。
3機種共に言えるのですが、品がある味付けです。高級料亭の職(ry
個人的なお気に入りはNEVE1973です。
ではでは。