音源

メガドライブのFM音源部をエミュレートしたRYM2612レビュー

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昨日紹介したChipsynth MDはメガドライブを丸ごとエミュレートしたソフトシンセですが、今回紹介するINPHONIK RYM2612はFM音源部のみをエミュレートしています。

次のような特徴があります。

  • メガドライブのFM音源部のみをエミュレート
  • CPU負荷が軽い
  • VGMファイルがあれば音作り不要
  • Chipsynth MDとは色々と異なる

Chipsynth MDとの比較も交えてレビューしてみようと思います。

余談ですが、FM音源ソフトのリリースが続いているのは、メガドライブミニのリリースが影響していないとは言い切れないでしょうね。楽しみです。

YM2612をエミュレートしたFM音源ソフト

メガドライブにはFM音源の他に矩形波やPCMなどが搭載/使用されているのですが、RYM2612はFM音源部のみをエミュレートしたソフトウェアです。

音は抜けが悪く太い音です。これはあえてそうしているわけですから、決して悪いことではなく、忠実なゲームサウンドを再現しようとする姿勢が伺えます。

RYM2612に限ったことではないですが、自由自在な音作りはFM音源の知識がないと難しいと思います。4オペレーターなのでアルゴリズムを見ながら直感で触っていけば何とか、という印象です。

後述しますが、VGMファイルを利用して音色を取り込んだ方が早いと思います。

DACは2種類

CRYSTAL CLEARはモダンな感じで、LEGACYは実機をエミュレートした解像度が低く温かみのあるサウンドです。Chipsynth MDほどの選択肢はありませんが、余程拘りがない限りはこれくらいでも良いでしょう。

RYMCAST GENESIS VGM PLAYERを使用する

VGMファイルを鳴らすことができるフリーソフトです。IPHONIKのサイトからダウンロード可能。トラック別で鳴らすことが可能でソロ/ミュート機能も搭載しています。

特徴としてはFM音源部のみを再生するということ。DCSGやPCM部は再生されません。

使い方としては、スタンドアロンで立ち上げたRYMCASTでVGMファイルを読み込み、トラック別の音色をDAWで立ち上げたRYM2612にドラッグアンドドロップすると音色が読み込めます。

Chipsynth MDと比較して

上にも書いたようにChipsynth MDが丸ごとメガドライブ音源をエミュレートしているのに対して、RYM2612はFM音源部のみをエミュレートしています。

見た目はChipsynth MDの方がそれっぽいですね。

音色の傾向はChpsynth MDの方が明るく抜けが良い傾向。対してRYM2612は解像度が低く粗いので、太く、温かみがある感じ。

DACの種類も異なるので、RYM2612がどのモデルをエミュレートしているか分かりませんし、単純な比較も乱暴な気がしますが、一聴した感じではそんな印象があります。

ただ、どちらが生生しいかといわれるとChipsynth MDなのかなと。DACのノイズ再現がすさまじいのがポイントかと思います。

VGMファイル読み込みについて

同じVGMファイルから音色を読み込んでも再現性が異なります。やはり上記のような違いがありますね。

Chipsynth MDは抜けが良く生々しい反面、少々デジタルな感じもするので、粗いのが好きな方はRYM2612の方が馴染むかもしれません。良い意味で抜けが悪いので。

VGMファイルからの読み込みもプラグイン内で済んでしまうので、使い勝手ではChipsynth MDに軍配です。

RYM2612を選ぶポイント

ただ、RYM2612が悪いということはありません。

矩形波などの必要がなくFM音源のみで良い場合、負荷が軽いほうが良い、太い音が良い場合はRYM2612が候補に上がるでしょう。

DX7の12bitDACが最高、FM音源のソフトシンセはどれもデジタル臭ぇんだよ!っていうマニアな方にはRYM2612を推したいと思いますw

 

ゆにばす
ゆにばす
わかる人にはわかるはずです(キリッ

さいごに

メガドライブの音源を選択できる時代が来るとは実に嬉しい。

Chipsynth MDと比較すると、使い方や勝手は多少異なるものの、どちらもメガドライブ(YM2612)のFM音源好きには手元にあるだけでも嬉しくなるソフトなのは間違いありません。

好み、目的に応じて選択するのが良いと思います。

なお、RYM2612は現在セール中なのでかなり安く買えます。

ではでは。

INPHONIK RYM2612

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