「一番いいのを頼む」
DTMerの悩みといえば、肩こり、腰痛、首痛、手のしびれ・・・老人かよ!
長時間座りっぱなしによる作業疲労。やる気がいくらあっても疲労が溜まっては能率も下がるってもんです。
そこで、重要になってくるのがDTM用の椅子選び。
アーロンチェアのフラッグシップモデルを購入して、半年が経過したのでレビューしてみたいと思います。高かったけど、満足!
アーロンチェア リマスタードはDTM用最強の椅子
アーロンチェアは、DTMはもちろん、商用スタジオや映画、ドラマなどでもよく見かける有名なブランド椅子です。
見た目も良いのですが、最も優れている点は座っていて疲れないという椅子の基本性能が高いところ。万人に合うように細かな調整が可能なのも重要ポイント。
1994年に初代アーロンチェアがリリースされ一斉を風靡。そして、2016年に現代のオフィスに合わせて全面的に改良されたのが今回紹介するリマスタードです。
色は大きく分けてブラックとミネラルがあるのですが、ミネラルカラーをチョイス。最初は汚れるし黒が良いかなと思ってたんですが、家具屋の店員さんに「10年くらい後悔し続けるかもしれませんよ」というデスワードを頂戴してミネラルに決定しました。
ちなみに買い換える前は中古で買ったイトーキの椅子を使ってました。4年半くらい使いましたが、これはこれで良かったです。
中田ヤスタカ氏もアーロンチェア
ヤスタカの御大もアーロンチェア使ってますよね。リマスタードではなく、クラシックの黒ですかね(多分)。
感想
で、6ヶ月使い続けた感想です。メリットは次のとおり。
アーロンチェアの良いところ
- 肩こり・腰痛が改善した
- 長時間座っても疲労感が軽減した
- 長時間座っても蒸れない
- 高級感があるのでDTM環境がプロっぽくなりテンション上がる
正しい姿勢で座らせる設計なので、姿勢良く座ることができます。よって疲労感も軽減されるわけです。「正しい姿勢で座りましょう」ではなく、極端に言うと正しい姿勢でしか座れないんですよね。
これは後述しますが、前傾チルトによる効果も非常に大きいです。
蒸れないのは、座面・背もたれともにメッシュになっているからです。夏場も快適。
アームレスト、背もたれ、各個人に合った細かな調整が可能なのでバシッと体に合いますよ。
アーロンチェアが向かない人
- ヘッドレストが必須
- 椅子の上てあぐらをかきたい
- 柔らかい座面がいい
ヘッドレスト必須な方はコンテッサやエルゴヒューマンが良いのかなと思います。
あぐらはかきたくなりますが、そこはグッと我慢すると結果的に体が楽ですね。
座面は、最初座ったときは少々硬く感じましたがすぐ慣れました。今はかえって心地いいです。
前傾チルトは必要か?
アーロンを選ぶ基準で、ヘッドレストの有無と、この機能が必要かどうかで決める方が多いのではないかなと思います。
コンテッサ(ヘッドレストあり)を買おうと家具屋に行ったのに帰りには何故かアーロンを買ってしまったぼくは圧倒的にこの前傾チルトがお気に入りです。
ヘッドレストを失っても、前傾チルトを選択するほど個人的には良いと思ってます。
通常の状態から、前傾チルトに切り替えると負荷のかかる場所が変わるんですね。ぼくの場合は、前傾チルトにするとお尻に負荷がかかるようになって腰や肩に負荷がかからなくなります。
いくらアーロンでもずっと座ってると疲れるんです。なので切り替えて使えるこの機能は神。
ヘッドレストは社外品
デメリットは特にないのですが、ヘッドレストが無いところくらいでしょうか。でも絶対寝てしまうので個人的にはなくて良いと思ってます。休憩するときは素直にソファに行く。
社外品ですがヘッドレストは後付できます。
ミネラルカラー出してほしい・・・。
さいごに
価格は高いですが、10年以上カラダを大切にすること、作業に集中できること、安心して使い続けられることを考えたらコスパ悪くないです。
家具屋などで座って試して、自分に合うかどうかを確認したほうが良いでしょうね。
特に前傾チルトは良くも悪くも試してからにしましょう。
中古だと10万円以内で買えます。
ではでは。