大人気VIRTUAL BASSISITシリーズの中で、最も”大人の色気”をもつヴィンテージベース音源「DANDY」。
キワモノ的な派手さはないものの、上品で、非常に馴染みが良く、実戦での出番が多くなるのであろう頼りになるアニキ的な、腰の据わった温かみのあるベースサウンドです。
VIRTUAL BASSISITらしく「イメージを素早く形にしたい」「ベースの打ち込みが捗らない」「じっくり時間をかけられない」そんな場面の大きな助けになってくれること間違いなし。
王道のベース音源が欲しい、打ち込みも楽したい、そんなあなたのためのDANDYです。
UJAM VIRTUAL BASSIST DANDY
完成されたサウンドに自動フレーズ演奏機能を搭載した、即戦力ベース音源です。
ヴィンテージベースに特化しており、ソウル、ポップ、ブルース、ロックなどに適したサウンド。
Virtual Bassistシリーズは、ベーシストを雇うかの如く、本格的なフレーズを自動演奏し即座に形にできる部分が、他のベース音源にはない大きなアドバンテージ。
調整可能な990種類のフレーズを収録しているため、立ち上げてすぐにトラックが作成できます。
Playerモードによるフレーズ演奏
Virtual Bassistシリーズではお馴染みの、Playerモードでは、キースイッチによるフレーズ演奏が可能です。
- speed・・・スピード3段階切替 1/2、×1、×2
- feel・・・pushは前のめり、pullは少しタメる
- swing・・・スウィングの度合い。強めるとよりハネる
- timing・・・発音タイミングの精度調整
これらをコントロールすることで、楽曲に馴染むように調整することが可能なんですよね。
楽器のサウンドは、打ち込みすると時間がかかり、サンプルでは細かい調整が不可能なので、まさに痒いところに手が届く使いやすさと品質を兼ね備えた時短音源です。
もちろん、Instrumentモードでは通常のベース音源として使用可能なので、拘って打ち込んでいくこともできます。
各種機能
プリセットが100種類用意されているので、まずはそれを使い倒すところから始めましょう。
音作りにおいても、難しく細かい調整は必要ありません。
各種機能が統合され、厳選されたスイッチをコントロールするだけです。
ベースアンプやエフェクターの知識がなくとも、それらしい音作りが行えるユニバーサルな操作性がUJAMです。
- Pickup Neckはギターのような明るいサウンド、Bridgeは丸みのあるサウンド
- Character オーディオプロセッサーを使用して、ローエンド、ミッドエンド、ハイエンドをコントロール4つのキャラクターが用意
- Amp トップアンプ、キャビネット、マイクを含んだ3つのタイプが用意
- Drive Ampのオーバードライブ量を調整
- Drop D E弦を1音下げてチューニングし、ドロップ
- Octorber 1オクターブ上に音を重ねる
- Finisher マルチエフェクター15種類
- EQ ワンノブタイプの4バンドパラメトリックイコライザー。キャラクターをコントロール
- Compressor ダイナミックレンジを均等化
Finisher搭載
同社のマルチエフェクトプラグイン「Finisher」が搭載されており、DANDY用にチョイスされた15種類のエフェクトが使用可能。
どれも個性の塊と言えるほどの変化がありつつも、ちゃんと使えるサウンドに仕上がります。
上品で汎用性の高いDANDYの表情を一変させるレベルなので、非常に楽しい。
Finisherの質の高さを再認識させれらます。
音について
上品で、温かみがあり、スタンダードな質感なので非常に汎用性が高く、使いやすい音。
一見、特徴のないベース音源にも感じましたが、それが良い方に作用し、主張しない分とにかく馴染みが良いんですよね。
自然に楽曲に馴染みつつも、決して安っぽさがない絶妙な塩梅。
音色で勝負というよりも、質感で勝負している感じですね。
前に出るような主張はせず、低域をしっかりささえつつ、色気は残すというカッコよさ…まさにダンディ。
CPU負荷
負荷は非常に軽いです。
アンプを使用すると少し負荷が増します。それ以外のパラメーターはあまり負荷に変化はありませんでした。
- Windows 10 64bit(AMD Ryzen 9 3900X 3.8GHz 12コア)
- メモリ 64GB
- オーディオインターフェイス:RME UCX
バッファーサイズは512samples、サンプリングレートは44.1kHzです。
さいごに
ヴィンテージベースサウンドが欲しい方には是非試してほしいですね。
ドラムトラックとDANDYを鳴らしただけでもサマになるくらい低域をバッチリ支えてくれます。
フレーズの数も990種類あるので、それを考えると圧倒的にコストパフォーマンスが高い。
王道のベース音源で、手早く楽曲のイメージを固めたい場合の筆頭候補ですね。
ではでは。