キレイすぎるデジタル臭い音に温かみを加えたい…。
ITBで音作りをしていると、このような考えに至った方結構多いのではないでしょうか。
ってなわけで、今回はテープエミュプラグイン3種をデモ音源付きで比較してみたいと思います。
- Waves Kramer Master Tape
- Waves Abbey Road J37 Tape
- Slate Digital Virtual Tape Machine
テープエミュプラグインと一口に言っても効果やキャラクターが異なるので聴き比べてみてください。
※この記事は2016年7月30日に投稿されたものに、加筆修正したものです。
デテープエミュレータープラグイン3種 比較
とりあえずはノーエフェクトのモノをお聴きください。
今回はマスターに挿しただけのざっくりしたデモですが、本来は各トラックにも挿して、少しずつ効果を重ねていく方がよりアナログ感が出ると思います。
Waves Kramer Master Tape
全体的に柔らかいサウンドになりますね。
温かみを出すというよりも、カドが取れて丸みが出るイメージで、小気味よいサウンド。
ちょっとでもかけ過ぎるとデジデジな歪みが出ます。
キャラがわかりやすいように少々効きを強くしています。
WAVES Kramer Master TapeWaves Abbey Road J37 Tape
Kramer Tapeと比較すると、こちらの方がパンチがあって温かみもありますね。
少々腰が座って、重心が下る感じ。
アナログ感はJ37の方がより感じられます。
WAVES J37 TapeSlate Digital Virtual Tape Machine (VTM)
挿しただけで何もしてないですが、ガッツが出る感じがすごいですね。
テープエミュの効果というより、ドッシリしたサウンドになる感じ。
これに慣れると、使わないと物足りなくなってしまいそうな感じもあるので、使い分けというか、使い過ぎ注意ですね。
さいごに
今回はざっくりキャラをわかって頂ければと思います。
紹介したデモはほんの一例ですので、突っ込んで音作りを行えば各プラグインの実力はまだまだ引き出せるかなと。
トラック毎に使用してエコーかけたり、ディストーションっぽく歪ませたり、コンプの様に使ったり、音作りの幅は広いです。
ちなみにVTMのアナログ感を増し増しにしたい場合はVCCを組み合わせると更にまとまりが出て、アナログ感が増します。
ではでは。
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