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今年のブラックフライデーで今年最大の買い物をしました。Focal SHAPE 65です。

散財の勢いで注文したのですがモニタースピーカーを買い替えるに至ったのはきっかけがありまして、先日インタビューさせて頂いた、とーくばっく著者 David Shimamoto@gyokimaeさんのこの言葉。

モニタースピーカにはいくつかのレベルがあり、 Lv.1=ミックスの良し悪しが判断できるもの Lv.2=良し悪しを決定づける要因が即座に指摘できるもの の間には大きな隔たりがあるように思います。おそらくその加えてLv.3以降には、見つけた問題に対処する作業のしやすさなどもポイントとしてある(略)

音楽家必携の書「とーくばっく」著者、David Shimamoto氏インタビュー(PC用)

これを聞いてからはもう呪いのように(失礼)スピーカーを買わねばならない物欲魔人と化してしまったんですね。

SC205を使って約1年ですが、合わせて使っていたYAMAHA HS10Wとの相性や、他の部分も気にはなっていたので買え替えの検討はしていたのですが、やはり最大の理由は上記のとおりです。

ってなわけで、ここ最近DTMer界隈では、音・コスパの部分で最も評価されているモニタースピーカーと言っても過言ではない本機をご紹介です。気になっている方も多いと思いますので参考になれば嬉しいです。


FOCAL SHAPE 65とは
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フランスのメーカーFOCALがリリースしているニアフィールドモニターです。ウッディな素材と左右に搭載されたパッシブラジエーターと、フランス製の亜麻繊維で作られたフラックス・サンドイッチコーンが特徴です。

音楽制作関係者界隈ではプロアマ問わず「コスパ良過ぎ」と話題になっている製品で、品薄が続いています。細かい説明や仕様等はググってください。

今回購入したのはSHAPE65。
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作業部屋は5畳ちょっとなので、普通に考えたら40とかでも良さそうなものですが、一度ウーファーを使用して低域の確認のしやすさを体感しているので、どうしても大きいのが欲しかったんですよね。

プロでも部屋のサイズと関係なしにデカいモニター使ってるのを見かけるし、インシュレーターとかで何とかなるやろ的な感じです。デカいのは正義(楽観主義
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こんな感じで柔らかい布素材に包まれています。取り出す時はまるで赤ん坊を抱きあげるかのようです。
音質について
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正直、初めて聴くレベルの音でした。良い音とはこういうことか、って感じ。

最初に聴いて感じた印象は「あ、これ絶対ミックスしやすい」

左右の定位はもちろん、奥行きの表現がクリアで自然なんですよね。特徴をまとめると次のような感じ。

・今まで聴こえなかった音が聴こえる
・良いものは良いまま、ダメなものはダメなまま鳴る
・全ての音が前に出て聴こえるが、しっかり分離している
・柔らかすぎず硬すぎない音
・音が重なっていても音のキレ際がしっかり見える
・リバーブの量が分かる


「聴こえなかった音が聴こえる」は、ありがちな表現ですが、一般のソレとは別とお考え下さい。更に一段階上のソレなのですw音が混んできた時にこそ真価を発揮します。

ひとつ例を挙げると「イントロのアルペジオずっと鳴ってたのこれ!?」みたいな感じ。なんとなくわかりますよね?耳コピやアナリティクスも捗る気がします。

そのまま鳴る、というのも特徴ですね。今まではあまり感じなかった「古い楽曲はハイファイさが足りない」といったことが一聴でわかります。

今までのスピーカーではちょっとだった「差」がクローズアップされるので全体的に分かりやすい音になる、といったら伝わるでしょうか。

質感・定位・音量バランス・エフェクトの量など全ての項目で「差」が顕著に表れます。

SC205との比較
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サイズが異なるので比較はSC205に悪い気もしますが、比較します。

ウーファーサイズの違いと、両側に搭載されているパッシブラジエーター効果で当然ながら低域は圧倒です。

SC205はDSPを内蔵していることもあり、中域~広域をとてもきめ細やかに繊細に鳴らすことに長けています。ただ、どちらが自然かと言うと圧倒的にSHAPEなんですよね。

高域について、SC205はちょっと独特でAMTツイーターの効果だと思われますが、好みが分かれます。

こちらにも書きましたが、最初に感じた「うるさい」という印象は次第に慣れてはいたものの、今回SHAPEに変えたことにより、改めて感じました。

様々な環境に適応するフラットなモニタースピーカー、EVE AUDIO SC205 レビュー

もうひとつ、中域の表現の比較について。SC205や今まで使っていたスピーカーは解像度や横の定位で聴かせ方を頑張っていたイメージですが、SHAPEは更に「奥行き」という次元をひとつ増やしての表現です。

ここで言う奥行は手前にも奥にもという意味です。ボーカルとかドラムとかめっちゃ前に来る。

これにより音が混んできたときに格の違いを見せつけます。2ランク~3ランクは上に感じました。

気になる部分
褒めちぎってばかりだとただの自慢記事になってしまいそうなので気になる部分も書きます。

・しばらく音を出さないと節電スリープ状態になるが、その機能をOFFにできない
・ボリュームツマミがない
・デザインが独特で好み分かれる
・両サイドにパッシブラジエーターがあるので横置き不可
・ドンシャリ好きには向かない


個人的にスリープ状態は要らないですね。全く要らない。

ボリュームツマミは左右バランスに気を使わなくて良いので、ある意味無いほうが良いのですが、あっても良かったかな?と。

ドンシャリ好きには向かない、ってのはかなり主観的な感想ですがそんな気がします。ADAMなどの高域がカキーンと出るのが好きな方は物足りないかもしれません。決して足りていないわけではないし、クリアなのですが、SHAPEはちょっと柔らかいのです。

これはあくまでEVEのツイーターに慣れているぼくの耳の影響も大きいので参考程度にとどめてください。

さいごに
いかがでしたでしょうか。

ぼくの部屋は5畳ちょいくらいのサイズで、低域はちょっと多めかなと感じました。とは言っても、インシュレーターをまだ置いてないので改善の余地はあります。

今のところはハイパスフィルターを2段階ひねって(減らして)聴きやすくなってます。

吸音材とかは全く貼ってないし、スピーカーとかスタンドを安定させるとか他にやるべきことが多々あるのはわかっていますが、今のところは部屋サイズが小さくても65で良かったかな?と感じてます。(音さえ出せれば)

とりあえずフィルターで調整するのはせっかく豊かなローが勿体ないので、インシュレーターが届き次第またレビュー致します。

今のところは大満足です。巷の噂どおり、超オススメ!使い込んでみて印象が変わったらまた書きたいと思います。

ではでは。


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