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最近Wavesの投げ売り頻度が高いですね。他社からもクオリティの高いプラグインが次々とリリースされ、投げ売りセールがおこなわれるたびに、「Waves一強」という時代ではないんだなと感じる今日この頃です。

先日、L3が投げ売りされてました。


Waves Lシリーズ3兄弟について、聴覚上では、おおよそそういった印象を持っています。

そうは言ったものの、本当にそうか?という疑念にかられまして検証してみることにしました。



先駆者がいた

Waves / Lシリーズを比べてみました! | DAW LESSON

デモ付きでそれぞれの概要や音の傾向まで詳しくレビューされてますね。しかもぼくの印象とほとんど同じじゃないかw(ホッ

これはLシリーズに限ったことではなく、ピーク・リミッター/マキシマイザーと呼ばれるエフェクトに共通して言えることですが、掛けることで音圧は上がり、迫力が増したように聞こえるようになりますが、少なからず音質は変化してしまいます。

しっかりバランスを取ったMIXで、最後にLをインサートするとせっかく整えたバランスがぐちゃぐちゃ…ということになりかねません。
 
ミックスあるあるですよねw

Lシリーズにはそれぞれ特性がありますので、同じ音圧を上げるというプロセスにしても「どう音圧が上がるのか?」を把握していれば、場面に適した使い方が出来るはずです。

プラグインの働きを把握することが、プラグインの性能を最大限引き出すことに繋がりますので、結果的に正当な評価にもつながるはずです。これはシンセにも同じことが言えます。

【DTM考察】シンセの知識が深まればシンセがもっと面白くなるって話 : SynthSonic

視覚的に検証
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それぞれの特性を把握するために、視覚的に検証してみます。

使用ソフトはSylenth1。アナライザーはVoxengoのSPAN Plusです。

効きがわかりやすいようにスレッショルド-30(最大圧縮)にしてます。

いくつかの波形や、オーディオデータを試すことによってそれぞれの特性がつかめてきたので、視覚的にわかりやすいようにSylenth1のサイン波でアルペジオを弾いて、それぞれをインサートしてみました。
L1L2L3比較
鳴らす周波数帯によって少々特性も変わるのですが、おおよそこんな感じです。元の波形はサイン波ですから中心に細く伸びているものを想像してください。

ざっくりですが、わかったことは

●L1 ・・・全体的に太くなり、特に中・低域がかなり強調。パンチが出るのがわかります。

●L2・・・3機種中、最も味付けがなく、多少違いはあるもののL1と特性が似ている。中域の味付け少なめ。自然にクリアに感じるのは全体的な味付けが少ないせいなんですね。

●L3・・・低・高域ともにかなり味付けされていて、高域にかなり特徴がある。中域はL1とL2の間。低域の負荷はL1、L2の様に緩やかなカーブではなく、かなり極端な強調。いわゆるドンシャリ傾向で、デジデジな印象もうなずけます。

さいごに
いかがでしたでしょうか。

個人的には、今まで使用していた感覚と大きくは違いはありませんでした。

同じシリーズのマキシマイザーといえども、特性の違いで効果は大きく変わってきます。それぞれのキャラクターをうまく活用することが出来れば偶発的なものではなく、狙った音作りが出来るかもしれません。

アナログな質感、パンチのある音を求めたい場合はL1、味付けをせずクリアな音圧アップを狙う場合はL2、ドンシャリサウンドを求める場合はL3、といった感じでしょうか。

どういった音になるのか結果を想定できれば、EQなどで補正していく際にも有用でしょう。

もう使い尽くされた古いプラグインではありますが、軽いし安定しているので、トラックにもガンガン挿せるのでぼくは気に入ってます。

サンレコの【特別企画 国内外23名の著名エンジニアが参加!愛用プラグイン・リミッターを教えてください】コーナーに今でもプロが使っていることが書かれてます。

Waves Lシリーズの音圧アップ比較検証でした。セールでよく投げ売りされているので狙ってみてはいかがでしょうか。

ではでは。






単品で買うよりも、Lシリーズ3兄弟が入ってるコチラがオススメです。



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