Plugin Allianceの黒金、楽しめてます?
中級者以上には説明不要かつ、垂涎もののPlugin Allianceブラックフライデーセールですが、初心者の方やPlugin Alliance未体験の方はどうなのかなと。
なんだか良さそうだし、黒金で安くなってるんだけど、数が多くてどれ選んだら良いかわからない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
国内で取扱開始された製品だけでも、実に85種類もあるので無理もないですね。
中には、GUIはカッコいいけど、なんだか難しそうと感じてしまうプラグインもあったり。
そんなこんなで今回は、DTM初心者の方や、Plugin Allianceデビューする方を対象に次のポイントを押さえた製品をご紹介します。
- 品質・汎用性が高い
- それほどマニアックではない
- 使い方が比較的わかりやすい
- ベストセラーで長く使える
- 見た目がかっこいい(意外と重要)
これを使えばPlugin Allianceの魅力がわかる!そんな製品を厳選しましたので、是非最後まで読んでみてください。
Plugin Allianceとは
Plugin Allianceは、クリエイターには制作に適したツールを柔軟に選択できるプラットフォームを、業界パートナーには100万以上のユーザーアカウントに対して販売、マーケティング、デリバリーが可能なプラットフォームを供給しています。Brainworxは、アナログ機材のハイエンドなソフトウェア・エミュレーションを得意とし、世界中のパートナーネットワークを介してそれらの製品を市場へ届ける代表的な会社です。
出典:iZotopeと共にSoundwideグループに所属する、Plugin Alliance製品の国内正規ディーラー販売開始
今年の4月に発表された、音楽制作ソフトウェア業界最大級規模のエコシステム「Soundwide」の一員でもあります。
Plugin Alliance初心者向けおすすめ
Vertigo VSC-2(コンプレッサー)
リリースされてからかなりの年月が経過しているベストセラーなコンプレッサープラグイン、VSC-2。
シンプルかつ効果的なので、すぐに使い方は掴めると思います。バスやマスター段など、絶妙な塩梅で音を接着、まとめてくれるんですよね。
ほんのり味付けが加わるのですが、その塩梅が絶妙でついつい使いたくなるそんな中毒性も。
ガッツリ潰して使うのではなく、2〜3段掛けをすると効果的かつ気持ちよさが倍増します。
上品なサウンドで、汎用性は高いですね。様々なジャンルで活躍するでしょう。
Shadow Hills Mastering Compressor Class A(コンプレッサー)
え、またコンプ?と思ったそこのアナタ、まぁまぁこのGUIに免じて最後まで話は聞いてください。
同じコンプと言えども、VCA-2とはキャラクターが異なり、VCA-2が上品ならば、Shadow Hillsはしっかりまとめつつも迫力のあるサウンドです。
見た目が強過ぎて少々卑怯な気もする、天下のShadow Hillsさんですが、サウンドもバッチリ最高。
ロックサウンドや、アコースティック系の楽曲にドンズバで、一気にそれっぽくなっちゃうので、見た目と合間ってテンション上がること請け合い。
ただ、初心者向けと言いつつ、使い初めは少々難しく感じる部分もあるので、まずはプリセットを試してみて、それから微調整していくと良いかと。
それでも、きっと長く使えるプラグインなので、導入するメリットは大きいのではないでしょうか。
固定のマスター段コンプレッサーとして、常駐させることになる可能性は高いですw
ちなみに、無印バージョンのShadow Hills Mastering Compressorとの比較は、Class Aの方がググッと迫力あるサウンドですね。
Shadow Hills Mastering Compressor Class Aの詳細はこちら
Brainworx bx_digital V3(イコライザー)
パッと見、難しそう…と思うでしょう?
ところが、使ってみるとわかります、bx_digital V3は、チートと言えるほど便利な「マスタリングが楽しくなるEQ」なんです。
バンド周波数ツマミを動かすと、自動的にゲインが持ち上がり、ピークを探しやすいピーキング設定に。
ツマミをドラッグして動かすだけで、削るべき部分を見つけられるので、不要な成分をカットする工程を非常に効率よく行えます。
最近のEQにはアナライザーがデフォで搭載みたいな風潮がありますが、それを差っ引いても気にならないほどの操作感・性能ですね。
また、マスタリング用に加えて、モノ仕様のトラック版も付属しているので、お得。
Brainworx bx_digital V3の詳細はこちらこちら
Brainworx bx_limiter True Peak(リミッター)
普通のリミッターにトゥルーピークをポン付して実装するのではなく、ゼロから設計されたトゥルーピークリミッターの質感は極めて自然です。
高品質なリミッターって負荷が高いんじゃないの?と思われるかもですが、全くそんなことはありません。むしろ軽い部類です。
選択式オーバーサンプリングを搭載しており、音が良くなる場合、必要な時だけしか発動しない仕組みになっているのも賢いですよね。
また、同社リミッタープラグインの名機「bx_XL」のサチュレーションアルゴリズムが搭載されているため、ワンノブでパンチあるサウンドにも昇華できます。
様々なメータリングモジュールも搭載されているため、メディア毎の目標となるラウドネスコントロールもプラグイン内で完結することが可能なんですよね。
コントロール・視認性にも優れ、センターのみ、サイドのみ、L/Rのみを聞くといったモニタリング機能も搭載しているので、まさに痒い所に手が届くマスター段の守護神。
まともなリミッターが無いって人は、是非是非導入してみてください。
Brainworx bx_limiter True Peakの詳細はこちら
ADPTR AUDIO Metric AB(メーター)
市販品のようなミックスバランスを実現するためには、リファレンスとの比較が欠かせませんよね。
Metric ABでは、音楽ファイル(wav、mp3、AIFF、Flac)などを読み込んで、自身のトラックと視覚的に比較し、リファレンスに近づける作業を極めてしやすくするプラグインです。
周波数、位相、ステレオイメージ、ダイナミクス、ラウドネスなど多角的に比較が行えるので、正確に、素早くリファレンスに近づけることが可能に。
比較するだけではなく、シンプルにアナライザーとしても非常に優秀ですよ!
さいごに
というわけで、全部自信を持っておすすめできますが、まずは、どれかひとつ買ってみると良さがわかると思います。
Plugin Allianceでは日本上陸に合わせてブラックフライデーセールを開催中です。
是非是非チェックを。
Plugin Allianceブラックフライデーセール2022会場