音源

Initial Audio Sektorレビュー

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Initial Audioからリリースされているウェーブテーブルシンセサイザー、Sektorをレビューします。

インターフェイスも名前も似ていることから、Serumを彷彿してしまうのですが、価格は圧倒的にSektorが安価です。

これでシンセの実力がSerum級だったら超お買い得ですよね?

しかし、世の中はそれほど甘くありませんでしたね。基本性能ではSerumの圧勝です。とはいえ、キャラクターが違うのかなという結論に至りました。

今回は、簡単にではありますが音の傾向を比較してみたレポートです。

ウェーブテーブルシンセ Sektor

Sektorはウェーブテーブル方式のシンセサイザー。ウェーブテーブル波形は200種類以上、プリセットは750種類以上が用意されています。

ウェーブテーブルだけあって、ダウンロード容量は大きめ(4GB超)です。

CPU負荷は音色にもよりますが、軽い部類。環境を選ばず使用できます。

ライフタイムフリー(生涯無料)アップデートなのは嬉しいところ。

Serumとの比較

さて、気になるSerumとの音の違いですが、音質は全く異なります。別物。

  • Sektor・・・良く言えばアナログ感、温かみのある音。悪く言えば抜けが悪い音。
  • Serum・・・ヒンヤリ冷たいソリッドな質感。抜けが良いモダンな音。

視覚的に比較を行うために、双方ともにデフォルトで設定されているノコギリ波(SAW)をSPAN PLUSで計測してみました。

Sektor ノコギリ波

高域が落ちています。アナログっぽい柔らかさが視覚的にも現れています。もちろんフィルターは全開です。

Driveをかけてやると高域が持ち上がり、音が明るくなりますが、低域も一緒に持ち上がるので音の傾向がかなり変わります。それだけではSerumと同じような波形にはなりませんでした。

Serumノコギリ波

高域まで真っすぐ出てますね。可聴帯域以上もバランス良く出てますね。

Serumの抜けの良さが良く分かる図です。同じノコギリ波でも波形やサウンドエンジンの違いでここまで音が異なります。

概ね、この違いが全体的なキャラクターの方向性、相違点に当てはまると感じました。

プリセットはSerumに軍配

プリセットはSerumが強いです。というのもシンセ自体の性能が数段上の印象を受けます。

SektorのプリセットはEDMっぽいんですけど、ちょっと中途半端な印象です。音色の傾向もあってかモダンともアナログとも言い難い感じ。

わかりやすいGUIで操作性も悪くないので音作りでどこまで化けるかがキモなのかなと。

さいごに

というわけで、SektorとSerumは別物です。Serumを求めてSektorを買うと失敗すると思います。粒立ちもSerumが圧倒してます。

ただ、Sektorが悪いシンセというわけではなく、キャラクターが全く異なるので使い分けるとよいのかなと。そもそも勝手に似てると決めつけて比較したのが悪かったかもしれません。

Serumは高いしセールもありませんから、とりあえずのウェーブテーブル入門でSektorをセール価格で買うのはアリでしょう。

個人的には、定価で買うのはオススメしませんが、セール価格なら買ってみても良いのかなと思います。

ではでは。

Initial Audio Sektor

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