Roland CloudのSRXシリーズ第二弾として「SRX Keyboard」がリリースされました。気になる人は気になるタイトルだと思うのでレビューしてみたいと思います。
賛否両論があるRoland Cloudですが、JV-1080をリリースしたあたりからが本格的にヤル気をだしてきている感じがしています。
主に興味があるのはハードシンセ世代だと思いますが、サブスク月額2,000円ちょっとという部分もハードルになっていると思いますので、少しでも参考になれば。
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SRX Keyboard とは
ハードシンセ世代の方はアレかな?と思っている方多いと思いますが、移植元はコレですね。
数あるSRXエキスパンションシリーズの中でも屈指の人気を誇る音源コレクションです。現中古市場でも20,000~30,000円前後で取引されています。
SR-JV80-04「Vintage Synth」/08「Keyboards of the ’60s & ’70s」/10「Bass & Drums」の全ウェーブ、SR-JV80-03「Piano」/09「Session」から選ばれた一部のウェーブを収録。往年のシンセサイザー・サウンド、各種クラシック・キーボードを中心に構成した、キーボーディストには必須のタイトルです。さらに「Bass & Drums」と「Session」で本格的なリズム・セクションを加えることで、あらゆるバンド・サウンドに対応。シーケンサーを使用した音楽制作にも大変強力なエクスパンション・ボードです。
SR-JV80エキスパンションシリーズの中でも人気の「Vintage Synth」を含んでいるのが人気の最大要因と思われますが、ベース、ドラム、ピアノ、キーボードと一通りの音色を網羅しているため、マルチ音源としても価値があるボードです。
完全移植ではない
Ultimate Keysが完全移植ならアツいなーと思っていましたら、「Bass & Drums」がゴッソリ抜けておりまして、残念ながら完全移植ではありませんでした。
手元に実機及びエキパンがありませんので、比較が出来ないのですが他の音色及び波形は収録されているのではないかなと思います。
それぞれのパッチはサンプリングしたものではなく、実機と同じように波形をエディットして作られているため実機と同じ要領で音作り可能です。
かなり濃い日本語マニュアル付き
GUI上にある「HELP」からマニュアルにジャンプできます。めちゃめちゃしっかりした日本語マニュアルが用意されているので有難いですね。
ようやくRoland Cloudも日本を意識してきたと感じます。日本語ページのリリースもあるのかな?あれかな、Integra-7ユーザーが怒(ry
音について
早くも動画上がってたw
これを聴いてもらえればクオリティの高さがわかりますね。もうまんまと言って良いでしょう。Rolandも「SRXの実機と区別ができないほど忠実」と自信と拘りを持っているだけに完璧。
JV-1080のデキも完璧だったので、もう今後のクオリティに期待しかないです。
ハードの質感が出ているので、既存のソフトシンセとのレイヤーなどさせると凄い抜けの良いスッキリした音になったりします。
負荷は?
負荷はまぁまぁ高いです。立ち上げた状態でこれ。鳴らすともう少し増えます。
ウチの環境です。
OS・・・windows10 64bit
CPU ・・・Intel Corei7 3.2G
メモリ・・・32GB
さいごに
いかがでしょうか。
今後の展開としては、ドラムやベースをそれぞれまとめたSRXシリーズのリリースが予想されます。「SRX-01」と今回抜かれた「Bass & Drums」のドラムのみなど、そんな感じでは。
Roland Cloud Managerもアップデートされてかなり見やすくなりました。力入れてきてるのを感じます。
今後の展開に期待ですね。
費用は月額2,000円強となっています。