元日本マイクロソフト社長である、成毛さんの本『黄金のアウトプット術 インプットした情報を「お金」に変える』のレビューです。
全くアウトプットできていない人、もっとアウトプットを増やしたい人は絶対読んだ方が良いと感じました。
わかりやすく、具体的に背中を押してくれる良書ですよ!
※この記事は2018年5月30日に投稿されたものに、加筆修正したものです。
インプットの時代はもう終わっている
インプットの時代はもう終わっている。これからの時代は得た知識や情報を、カタチにできる者だけが生き残っていく。お勉強はもう十分だ。さあ、思う存分、吐き出そう。
インプットの時代というより、インプット「だけ」の時代が終わっているということですよね。
アウトプットすることによって、更にインプットも磨かれて質が高まっていく。
アウトプットに対して尻込みする人の中には、アウトプット慣れしてないことを理由に挙げる人もいる。 はっきり言うが、それがアウトプットしない理由として通用すると思っているなら、一生、何があっても、アウトプットは上達しない。
アウトプットは、アウトプットをすることでしか上達しないし、数あるアウトプットのジャンル、文章、話術、写真、動画、絵画、音楽、ダンスなどなどの、どのの才能があるか、伸びしろがあるかも、やはりやってみないことにはわからない。
やり続けることでアウトプットは必ず上達します。
もちろん、曲作りもそうですよね。理論書ばかり読んでも上手くはなりません。作らなければ上達はあり得ないし、実戦が最短ルート。
極端な話ですが、アウトプットすることで才能がないこともわかったりするので、やってもないのに悶々と思い悩むこともありません。
ダメなら次にいけば良いのです。
オープンな場でアウトプットしてこそ意味がある
音楽にも数学にも才能があるとされる人物は、音楽にも数学にも挑戦していなければ、才能は埋もれたままだったはずだ。もしかすると過去には彫刻にもチャレンジし、それは諦めていたかもしれない。とにかく、多才とされている人は、多くのことにチャレンジし、そのうちのいくつかの才能に気づいた人だと言える。いつでも語られるのは上手くいった話ばかりなのだ。
では、その才能にはどう気づいたかというと、やはり他人から指摘してもらうに限る。
自分がどんな人間なのか、どう見えているのか、どこが他人より秀でているのかは、案外、自分より他人のほうがズバリと的確に見抜いてくれるものなのだ。
今の時代、自分の能力を測るのがある意味簡単な時代です。SNSをはじめとする発表の場はたくさんあります。
直接指摘されなくたって、イイネなど何らかのフィードバックをもらうことで他人と何が違うのか考える糸口にはなるはず。
最初は無反応が当たり前ですが、やり続けること、方法を変えて取り組むことで必ず何らかの反応があります。やり続けるのかどうかは本人次第ですよね。
反対意見は簡単。無視すればいい
反対意見を言うのは気楽で無責任。誰かに言われなければ気づかなかったようなテーマに我が物顔でいっちょ噛みできる。「どうぞ反対意見を言ってください」と促されての発言のようなもので、主体性がない。オリジナリティもクリエイティビティもない。
アウトプットすると必ず出てくる否定しかしない人たち。まっとうな「意見」は別ですが、否定したいだけの人たちの言葉に耳を貸すのはやめましょう。時間のムダ。
「なんでも否定する人」のほとんどは、全てに対して否定的なので、相手をする必要はありません。そんな人たちの人生に乗っかる必要はないのです。
さいごに
アウトプットが足りてないなーって方、是非読んでみてください。
読みやすさも手伝って頭にスッと入るし、様々な方向から背中を押してくれます。
他にも「本を10冊同時に読んだ方が良い」とか、個人的に面白いなと感じることも書いてあって勉強にもなりました。
文章の書き方など、実戦に使えるヒントも散りばめられていて親切です。
アウトプットはクリエイターのみならず、これからの時代の生存戦略として身につけておいた方が絶対に有利なんだなと再認識させられる本でした。
ではでは。