暇さえあったら氏家さん(@Katsunori_UJIIE)の動画(music track)見てるってシンセファンの方も多いと思います。
見る度にシンセ欲しくなって悶々としだしたら末期症状です気をつけましょうってそれは俺だw
さて今回ご紹介する本は「シンセサイザーの逆襲」ですが、シンセ好き以外にもオススメな内容の濃い、濃すぎると断言してしまえる本でした。
シンセ神の対談
一番の見どころは冒頭のシンセ神たちの神トーク。氏家さんをはじめ、松武秀樹さん(@logic649)、浅倉大介さん(@daisukeasakura)、齋藤久師さん(@hisashi_saito)の豪華シンセトークが収録されています。誌面にも書き起こされているんですが、DVDで見るのをおすすめ、熱が伝わってきます。
「神セサイザー」、「神セ神」って今思いついたんですけどどうでしょうか。既出?
モーグ博士の話からボーカロイドまでの歴史を振り返りながら熱いトークが繰り広げられています。とてもわかりやすいので、シンセ知らない人でも単純に勉強になります。でもちょいちょいマニアックな話が入ってくるところも良いんですよね。
マニアックなシンセが紹介されてる
ネジコン・・・?って思ってしまったがなんとこれはシンセ。面白いですねー!
ミヤネ屋でも紹介されていたそうです。価格はなんと40万!
電源タップ・・・?って思ってしまったがこれもシンセで、アイゲンハープPico。
このように、珍しいシンセの紹介も見どころです。
YAMAHA MOTIF XF、Roland GAIA
などのメジャーなシンセの紹介もタップリあります。
musictrack製フリーソフトMT-1 EX
MT-1(無印)を使ってのシンセサイザー講座も収録されています。シンセ詳しくない人は勉強になります。
MT-1は「初心者の方にもアナログシンセを理解してもらうために」をコンセプトに作られています。
ただ細かいことが出来ないので、使うのであればMT-1 EX(ver1.1)がおすすめ。こちらは結構音作りも出来ますし、MIDIメッセージも送れたりして使えるシンセに進化してます。DTMer初心者の方は、まず使ってみてはいかがでしょうか。デジタル臭が少なくて結構好きです。
氏家さんのシンセテクニックが学べる
マニアックなシンセサイザーの話ばかりではありません。しっかりとした教材の側面もあります。
MOTIF XFを使用して、ピアノからドラムまで、GAIAを使用してシンセリードやパッドの弾き方のコツを氏家さんが教えてくれます。DVDと誌面がリンクした内容なので合わせて見ていくと良いですよ。
他にもシリーズでDVDが出てます。お気に入りは4のアナログシンセのやつ。
年表と世界地図が嬉しい
年表は2種類。音楽年表とシンセ年表です。
音楽年表はシンセファンのみならず、音楽ファンはとても参考になります。ジャズ、ソウル/R&B/ヒップホップ、ロック/ポップ、ダンスミュージックのジャンル別に何が流行したのかがざっくりわかるようになっています。
詳細が知りたかったら年表を元にググっていけばかなり効率よく勉強できるのではないでしょうか。
そして、やっぱり嬉しいシンセ年表。
個人的に年表は作っているのですが、コンピューターや技術革新のカテゴリもあって勉強になりました。音楽年表と合わせてみることによって、シンセサイザーがどれだけ時代を作ってきたのかがわかりますよ。
シンセサイザー世界地図
ハードウェアシンセサイザーメーカーがどこの国にあるのかがひと目でわかるようになっています。ってかどんだけマニアックな付録なんだw
あ、このシンセってここの国だったの?ってなりますよきっと。
ソフトウェアシンセは載ってないので、現代版のを作って比較すると面白いかもしれない。
さいごに
本当に役立つ内容盛りだくさんのおすすめ教本です。シンセ好きは文句なしで買いでしょう。シンセ好き以外にも是非是非オススメ!
シンセファン、氏家さんファン必携の一冊。
もう増刷されていないようなので、お早めに!
ではでは。