書籍

日本マクドナルド創業者、藤田田氏の「きらいなものを売れ」に反論する

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藤田田氏の著書「ユダヤの商法」を読んだので感想を書きます。

この本はIT界の巨人、ソフトバンクの孫正義氏が若かりし頃に読んで感銘を受け、藤田氏に面会を取り付け、その後のサクセスストーリーに繋がるという名著であることが知られています。

1972年に刊行された本書ですが、今年の4月に復刻されました。

現代のビジネスマンに今一度知ってもらい、これからの日本を担って欲しいという想いが込められているとこと。

それでは感想を書いていきます。

ユダヤ人のことがよくわかる名著

全体をとおして、ざっくり次のような感じの本でした。

  • ユダヤ人の優秀さ、考え方を日本人は知る・学ぶべき
  • 藤田氏の先見の明、経営手腕、豪快さがうかがい知れる
  • 戦争を知っている世代なので根性の入り方が現代人とは全く違う
  • 普遍的な思考、セオリーが学べる

ユダヤ人の優秀さに気づいて、思考・行動原理を取り入れ、実践した最初の日本人は藤田氏です。

ユダヤが優秀というのは現代でも各方面で言われていますよね。とにかくしつこいくらいにユダヤ人について書かれてあるので、詳しく知りたければ読むべしですw

孫正義氏の師匠的存在

時代がそうさせている部分もあると思うのですが、藤田氏は相当な自信家です。ホリエモンが可愛く見えるくらいのレベル。そして、剛腕経営者です。

戦前生まれ世代ということもあって、根性・度胸が半端ないんですよね。こういう人物だからこそ経済大国日本の基礎を築けたのだろうと。

多少、古く感じること(50年近く前なので当然)もありましたが、迫力・凄みを感じる部分が多々あり、正直「器が違う」「真似できない」とも思いました(そりゃそうだ

これを読んで藤田氏に会いたい!と思った孫さんも天才だと思うし、そう思わせた藤田氏も天才。

ってか孫さんに「これからはコンピューターだ」とアドバイスしたってだけでも神。藤田氏がいなかったらソフトバンクもなかったのかもしれないですね。

「きらいなものを売れ」に反論

そんなレジェンドのお言葉に立場をわきまえず、失礼を承知で一点だけ、どうしても引っかかった部分がありました。

 自分の好きな道で商売を始めると、なかなかその商売はうまくいかないようだ。
 例えば、古道具が好きな男が骨董品屋になったり、刀が好きな男が刀剣屋になったりしても、商売は決してうまくいかない。対象が好きなもの、となると、ついつい溺れてしまうからだ。
 本当の商売人はきらいなものを売る。自分がきらいなものだと、どうやれば売れるか、を真剣に考える。自分の弱点だから、ある場合には必死になる。
 私は戦後っ子ではないから、未だに主食は米である。ハンバーガーの様なパン食は、不得手である。しかし、ひるがえって考えてみると、私がハンバーガーを売ろうと決心したのは、私がハンバーガーが不得手だったからに他ならない。ハンバーガーこそ、私にはピッタリの「商品」であるように思われる。

この部分が、何回読んでも、いくら考えてもシックリきませんでした。モヤモヤしている考えをまとめてみます。

時代が変わった

前提として、47年前の本なので内容が100%現代に当てはまるわけはありません。

もちろん本が書かれた当時は正解だったんですが、その後情報革命で世界は変わっています。当時はスマホはもちろん、インターネットも無かった。

時代は変わり、現代は「好きなことをやっている人が最強」の時代。というよりも、好きなことで突き抜けた人が成功しやすい時代とも言えるでしょう。

ぼくも実際にちょっと上の世代の方から「趣味を仕事にすると絶対うまくいかない」と言われたことがあります。違和感しかなかったのですが、もしかしたら藤田氏の本を読んでいたのかもしれません。

個人的には「好きなものに熱狂する」これに敵うものはないと考えています。

そう考えると、藤田氏の時代は本当に厳しい時代だったんだと感じます。好きなことで成功するのが難しかったのではないかなと。

現代は”日本オワコン”という意見もありますが、インターネットがもたらしたグローバル化によって、誰しもチャンスがある、非常に恵まれている時代ではないでしょうか。

きらいなものを売ってる人から買いたくない

藤田氏がハンバーガー嫌い(不得手)とは知りませんでしたw

事業家として、ものごとを客観的に見るというのは大切なことですが、トップの発言としては現代では違和感なのかなと。というか、これが出来るのはある意味本当の経営者なんでしょうね。かえって難易度が高い。

孫正義氏は「ぼくはAIのことしか頭にない」と言っているし、堀江貴文氏だって「子供の頃からロケットを打ち上げたかった」と言っています。興味のあることに集中していますよね。だからこそ周りも共鳴していく。

消費行動においても、何か買う場合には拘ってる人から買いたいし、ブログひとつ読むにしても熱狂している人の生み出すモノは輝いています。見てるこっちも楽しくなる。

時代と共に価値観も変わったのです。

さいごに

大変生意気なことを書いてしまいましたが、たまにはこういうのもいいかなーと、自分の気持ちを正直に書いてみました。

感想を持つのは自由ですからね・・・フーンと読んで頂ければ幸いです。

藤田氏をはじめ、様々なイノベーターが切り開いてきた歴史の上になりたっているのが現代社会。

偉人たちにリスペクトを忘れず日々勉強する所存です。

ハンバーガー食いてぇ。

ではでは。

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