モニタースピーカー入門の定番機種、YAMAHA MSP3をレビューします。
そのコストパフォーマンスの高さから、DTMerの圧倒的指示を得ている機種なので、使用しているユーザーも多いでしょう。
いくら良いとはいえ、高級機種と同じレベルなわけはないのですが、これだけの評価を得るにはその理由があるはずです。
今回、ハードシンセの音出し用ということで導入をしたのですが、せっかくなので手持ちのスピーカーと比較しつつ、どの部分が優れているのか、主観を書いてみました。
“モニタースピーカーは持っていない”という方、デビューするにはうってつけの機種なので、是非チェックを。
YAMAHA MSP3
モニタースピーカーランキングでも常にトップ層にランクインする大人気スピーカーです。
人気の秘訣は、YAMAHAブランド、価格の割りに音が良い、使用しているユーザーが多いため安心感がありユーザーを拡大している、店頭に置いてある確率が高い、見た目が良い、このあたりかなと。
HSモデルのようにホワイトバージョンがあればもっと売れそうと感じてます。
低域はさすがにムリ。ハイクラスの音ではない
ファーストインパクトは「YAMAHAらしい音」。
HS5を使っていたことがあるのですが、MSPの方が少々明るく感じました。
サイズがサイズなので当然ですが、低域はさすがに100Hzくらいから下の帯域は苦しくなってきます。
一応、カタログ通り75Hzくらいまでは出てる様な感ありますが、空気の振動はしません。
あとは中高域については、少々不鮮明で、ボーカルや楽器の細かなニュアンスまでは表現できないです。
LOW・HIGHのEQもそれほど期待はできません。出ないものは出ないです。
なので、普段はMSP3でモニターを行い、低域や細かいニュアンス奥行きはヘッドホンを併用して補う必要があるかと。
disっているということではなく、あくまで更に高価な機種と比較しての評価ということは付け加えておきます。
抜群の定位感。セッティングで化ける
最も良いと感じた部分は左右の定位。
とても分離がよくスッキリ聴けるので、ミックスもやりやすそう。
あとは、インシュレーターやスピーカースタンドを使用するなどして、しっかりセッティングを行えば、価格帯を超えるパフォーマンスを発揮できると感じました。
audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT6099
デスクにポン置きしてる人はインシュレーター使うだけでもかなり変わるかと。
インプットは3系統搭載。
LINE1とLINE2で別々に音量をコントロールできるのは親切ですね。
さいごに
さすがは人気機種!と思える納得のコストパフォーマンスでした。
質を求めるとキリがありませんが、この価格でこの音はお見事としか言えない。
ヘッドホンだけでも音楽制作は可能ですが、耳に負担がかかり過ぎるので長い目で見るとモニタースピーカーを併用することをオススメします。
MSP3であれば良き相棒になってくれるはずですよ。
ではでは。
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