DIGINOIZのサブベース専用音源「SUBDIVINE」をレビューします。
SUBDIVINEとは「カンタンな操作法で低域を補強し、楽曲に迫力を出せるプラグイン」です。
次のような特徴があります。
- 使い方が非常にカンタン
- ベース、キック、スネアなどに迫力を出せる
- 縁の下の力持ち・荒々しい音作りの2つの顔を持つ
- (曲全体の)低域のコントロールがしやすくなる
- 価格が安い
EDMや、低域の迫力が重要な楽曲をやる方には特にチェックして欲しい音源。
それではレビューしていきたいと思います。
DIGINOIZ SUBDIVINE
シンセサイザーのインターフェイスを搭載した、サンプルベースの低域特化型音源です。
高品質なローサンプルを手持ちのシンセサイザー、キック、スネアなどに重ねて使用することにより、迫力や輪郭を際立たせることが可能。
例えば、キックのアタックの部分だけ、またはリリースの部分だけに低域を足したい、芯のあるベースサウンドが欲しいなどの問題がすぐに解決する可能性が高いです。
シンセのインターフェイスを使用することで、理解しやすくコントロールが非常にカンタンです。2~3分くらいで使えるようになるかと(個人差アリ
低域の2オクターブしか用意されていないのも、完全なる専用音源らしくて良いですね。
概要・使い方について
プリセットは100種類用意されています。内訳は、アナログシンセからサンプリングされた[Analog]50種類と、ソフトシンセからサンプリングされた[Digital]の50種類です。
使い方はカンタン。
- ADSR(アタック・ディケイ・サスティン・リリース)の調整
- DRIVE(歪み)を7種類から選択可能。
- DRIVEのPRE/POSTの選択可能。(リリース値に大きく影響)
- GLIDEのON/OFF
DRIVEのディストーションは、アナログ及びデジタル機材の高品質エミュレーションで、それぞれが個性豊かで実用的なものです。
シーンに応じて使い分けることで、補助的な音色から音作りの中核を担う使い方も可能となります。
上に貼った動画内でも紹介されていますが、DRIVEのかかり具合をオートメーションでコントロールすることも可能です。
低域のコントロールがしやすい
低域のコントロールは楽曲の完成度を決定づける非常に重要な要素です。
楽曲全体の不要な低域をカットして、必要な分だけをSUBDIVINEで補っていくと、低域のコントロールがやりやすいのかな、と個人的には感じました。
ただ、ベースやキックのみならず、リードサウンドにも付加したくなるほどの中毒性がありますが、くれぐれも盛り過ぎは禁物ですね。
専用音源だけあって、どの音色ともいい感じで馴染んでくれます。物足りないサウンドがグっと迫力あるものになると思います。
負荷について
負荷はほぼ気にならない程度ですね。
当方環境。
- OS・・・windows10 64bit
- CPU ・・・Intel Corei7-3930K 3.2G
- メモリ・・・32GB
さいごに
補助的にうっすら使用するのはもちろん、存在感のあるトラックに昇華させることがカンタンに出来る頼もしいサブベース音源です。
一度使用すると病みつきになりそうな心地よさあります。
低域がしっかり出るスピーカー、もしくはヘッドフォンで確認しましょう。
ではでは。