エフェクター

Rare Siglals Transatlantic Plate Reverbレビュー

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リバーブプラグインは数あれど、質の高いものは意外と少ないもの。

個人的にプレートリバーブとしては、かなり高品質ではないかと評価している、Transatlantic Plate Reverbをレビューします。

最高級のアナログ・プレートリバーブユニット(Audicon・EMT140)をエミュレートしたプラグイン。

※この記事は2018年12月3日に投稿されたものに、加筆修正したものです。

Transatlantic Plate Reverb

EMT140に対抗して作られたAudiconというプレートリバーブを徹底的にエミュレートしたUSタイプと、Bearsville Studiosにある数々の名盤に使用されたEMT140(ステレオ)を直接モデリングしたEUを再現したプラグインです。

デモ動画からも十分に伝わってきますが、非常に美しい響き。

2タイプが切り替えはワンタッチで可能となっており、それぞれのキャラクターがいい感じで異なるので使い分けが可能。

2種類のプレートリバーブが搭載されていると考えるとコスパ良いですね。

USモデル

us

EMT140よりも最長リリースが1秒短いとのことですが、とても美しいステレオ感が特徴です。

Audiconの実機はこちら。

palte

EUモデル

eu

実機と区別がつかなくなるまでIRをキャプチャーを繰り返しているため、高次元のシミュレーションとなっているとのこと。徹底した拘りを感じます。

EMT140の実機はこちら。

Screen Shot 2016-06-29 at 12.57.29
 

音デモ

まずこちらはドラム(BFD3)にインサートしてみました。

Dry→US→EUの順です。

こちらはシンセ(Sylenth1)にインサート。

Dry→US→EUの順です。

同じプレートリバーブでもかなりキャラが異なるのがわかりますよね。

かなり使い分けが効きそう。

艶が出るのに原音の輪郭がぼやけず切れ際も美しく、ガッツリかけてもデジタル臭い響きにならないのが素晴らしい。

CPU負荷

画像をキャプチャするのを忘れましたが、負荷はとても軽く、環境を選ばず使用可能。

よほど非力な環境でない限り問題なく使えるかと。

計測環境です。

  • OS・・・windows10 64bit    
  • CPU ・・・Intel Corei7 3.2G    
  • メモリ・・・32GB   
  • DAW・・・Cubase Pro 10.5
  • Audio I/O・・・RME UCX
  • バッファーサイズ・・・512samples
  • サンプリングレート・・・44.1kHz

さいごに

徹底的にシンプルで、使いやすい設計がテーマとなっており、マニュアルは不要。すぐ使えるようになると思います。

いくら音が良くても重たかったり、使いづらくては、結局使いやすいプラグインに手が伸びてしまうもの。

品質と使いやすさが高い次元で両立しているので非常に優秀です。

Transatlantic Plate Reverb