先日SynthMasterが2.7にアップデートしました。
公式のフェイスブックで機能一覧が紹介されていたのですが、英語だしわかりづらかったので、個人的に訳して何が変わったのかもチェックしてみました。現在使ってる人、これから買う人の参考になれば良いかなと思います。
8つの新機能
1. We added 16 different oscillator algorithms in the following categories: Spectral (HP, HS, LS, BP, BS), Bend (Bend+, Bend-, Bend +/-), Sync (No Window, Cos Window, Half Window, Tri Window, Saw Window), Other (Pulse1, Pulse2, Bit Crush)
16種類のモジュレーター(発振器)のアルゴリズムが追加されてます。
Spectral (HP, HS, LS, BP, BS)
Bend (Bend+, Bend-, Bend +/-)
Sync (No Window, Cos Window, Half Window, Tri Window, Saw Window)
Other (Pulse1, Pulse2, Bit Crush)
これにより、膨大な波形を変調させる事が出来ます。波形のカタチを変えられるんですね。Z3TA+2の様に組み合わせることは出来ませんが同じような機能です。正に無限の音作りが出来そうです。
アナログフィルターアルゴリズムのNonlinearity(非線形性)の設定(3段階)が出来ますが、Basicを選んだ場合、2.6に比べて50%のCPU使用率が低下しています。ちなみにBasic、Normal、Highの3段階で、Basicは荒く、Highは上品で繊細な音、Normalはその中間的な感じです。
ユニゾンの機能が大きく改善されています。1オシレーターでデチューン、デチューンカーブ、フェイズ等が調整出来ます。オシレーターの調整だけでもかなりの音作りが出来るようになっています。
ウェーブテーブルオシレーターのインターフェイスを刷新。 見やすくなりましたね。
モジュレーターをサブオシレーターとしても使えるようになりました。Multiplyを選択すると変調がかかり、Addを選択するとオシレーターとして機能します。どんだけ音太く出来るんだw
ワンクリックでモジュレーションの設定を、複数のパラメーターに連結させることが出来るようになりました。
iOSアプリのSynthMaster Playerに、SynthMaster2.7で作成した音色をエクスポート出来るようになりました。
300音色のプリセットが追加されています。生方さんをはじめ、今までもSynthMasterのプリセットを作ってきた方たちの音色です。生方さんのFM系音色が凄く太くてもうマジ最高。
おわりに
翻訳ソフト使って訳したので間違ってたらゴメンなさいwだいたいはあってると思いますので。ご指摘お待ちしてますw
この機能の他にも変化がありまして、個人的に一番大きなポイントは全体的に動作が軽くなっていること。立ち上がりなんかは数倍早くなってます!他にもインターフェイスの細部が変更になってたり初心者には優しく、マニアには更に嬉しいアップデートだと感じました。2.6よりも直感的に操作が出来るようになっていると感じました。
Synthmaster2.7はSynthmonsterと呼びたいくらいの物凄いシンセ。
あの生方ノリタカさんにそこまで言わしめるシンセです。今回のアップデートで更に恐ろしく進化しました。ユーザーの声を反映したのがよくわかります。やるなトルコ人!
しょっちゅうセールをやるので、タイミングを見て突撃してみてはいかがでしょうか。買うならFactoryかStandardがオススメです。
※2016年10月3日追記。記事書きました↓
怪物シンセサイザーSynthMasterレビュー : SynthSonic
それでは今日も楽しいシンセライフを!
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