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今回はSonivoxのTimewARP2600をご紹介します。

ARP2600のエミュレートはArturiaを持っているので、TimewARPは要らないなぁと見送っていたのですが、ちょっと前にセールをやっていたので買ってみました。

シブイGUIだし、音もアナログ臭いと聞いていましたので期待していましたが、コレがなかなな変態的なシンセで良い感じ。

簡単に使用感を書いていきたいと思います。


TimewARP2600とは
Timewarp
実機ARP2600は、70年代初頭に発売され、Stevie WonderやJoe Zawinulが愛用していたこと有名です。

アニメ、機動戦士ガンダムの効果音は、ほとんどARP2600で作られたことでも知られています。

シンセ部とキーボードがセバレート(別々)タイプになっている3VCOでシンセで、パッチケーブルにより様々な音作りが可能。本体にスピーカーが内臓され、当時としては珍しいエフェクター(スプリングリバーブ)なども搭載されていました。
そんなレジェンドなヴィンテージシンセを復刻したのが「TimewARP 2600」です。

ARPの創設者、Alan R. Pearlman氏も認めるほど、実機ARP2600を忠実にエミュレーションしています。
Arturia ARP2600 Vとの比較と、音の傾向
arp比較
ARPのエミュレーションと言えばArturiaっていうイメージの方も多いことでしょう。

まずGUIですが、↑の通り、Arturia Arp2600 V2よりは大きく、V3よりは小さいです。

音の傾向として、Arturiaはキレイで整った音、TimewARPは粗いです。

TimewARPは、良くも悪くも粗いと言えます。古めのプラグイン特有の古いデジタルな音も感じられるし、ヴィンテージシンセっぽくも感じます。

で、どちらが実機に似ているかというと、実機を生で聴いたことがないのでそんな立場にないのは重々承知なのですが、あえて言うならTimewARPではないかなと。

理由として、フィルターや音の太さからなる暴れっぷり、変態的な音が出しやすいのはTimewARPだと感じたためです。特にフィルターの発振がすさまじく耳ヤラれそうですw

ただエフェクトは古さを感じます。

しかしながら、滑らかで優等生的な音はArturiaに軍配なので、ARPのエミュレーションに「何を求めるか」で選択すると良いのではないかと思います。


ArturiaARP2600 V


負荷や使用感について
timearp
負荷は軽いです。全く気にならない程度なのでガンガン使えます。ちなみにArturiaも軽いw

音色の切り替えや、プリセットブラウザ(↑画像)は使いづらいです。このあたりは圧倒的にArturiaの勝ち。TimewARPは、とにかく一手二手多いイメージ。プリセットも少ないです。

ただ、スライダーはTimewARPの方が操作しやすいんですよね。

調整幅が小さいせいか下から上までスッと上がります。ArturiaはドラッグしたポインタをTimewARPの倍くらい移動させないいけないのでちょっと疲れます。

音色切り替え、プリセット主体で使うのならArturia、音作りを楽しむならTimewARPだと感じます。これは操作性も音色変化においても双方に言えることです。
さいごに
いかがでしょうか。

まったり音作りをしたり変態音を鳴らしたりして遊ぶのにはめっちゃいいですね。

あとは音がヴィンテージなので効果的に使用すれば、楽曲に温かみを持たすことができる貴重なシンセだとも感じます。

ArturiaのARPで満足できなかった人はアプローチの異なるARPを新鮮に感じると思います。なのでArturiaのARPユーザーにこそ触ってほしいです。そして、Arturiaの良さもまた実感するかと。

イマドキの音を求めるなら他のシンセを探しましょう。

ヴィンテージシンセが好き、シンセで変態的な音を出したいけど、最近のデジタルシンセはイヤ!っていうニッチな人には超オススメしておきます。

ではでは。

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