アナログカッティングマシーンのレビューってことで、アナログ盤と言えば、先日ちょっとテンション上がるニュースがw

伝説の名曲、TMNのGet Wildのアナログ版が完全予約限定生産でリリースされます。

歌詞なしのカラオケバージョンを含む全4バージョンが収録され、中でもGet Wild'89は、今回の制作で発見された(ホントか?)オリジナル・アナログテープの原音を「最良の音」をテーマに収録とのこと。

いささか釣りな感じも致しますが、バブル全盛期の日本が生んだ名曲ですから楽しみですね。

リリースは4月です。予約受付中。

でもって本題です。年末にリリースされたプラグインのAbbey Road Vinylをレビューします。

人気のAbbey Road Collectionシリーズ最新作です。

ちなみにアビーロード・スタジオとは、ビートルズのAbbey Roadリリース以降、その名がついたロンドンにあるEMIのスタジオです。


概要
アビーロード・スタジオ完全バックアップで作られただけあって、かなり本格的にシュミレートされています。非常にマニアックに、細部に渡って音作りすることが可能です。 

ってか、どうですかこの堂々たるGUI。

GUIがカッコ良すぎて思わず買ってしまった、と言っても過言では無いくらいGUIがカッコ良いです。

上部の黄色いボタンを押すと、音も変わるんですが、GUIも変わります。 画像と音が変化することで、構造が理解できるというか、勉強にもなるという。

ってなわけで、どのように変化するか画像用意しましたので見ていきましょう。

レコード盤の種類を選択
こちらはLACQUER(ラッカー)盤。スタジオでカッティングするマスター音源ですね。
ラッカー
LAQUERを元に工場で大量生産するプリント盤。
マスター
ターンテーブル選択
アビーロード・スタジオ
abbey
DJターンテーブル
ターンテーブル
レコードタイプや、ターンテーブルを変えただけでもノイズ成分や、音質が変化します。

カートリッジ
MM(Moving Magnet) アビーロード・スタジオで使用されているカートリッジ。

MC(Moving Coil) 最新のハイエンドオーディオのカートリッジ。
DJ(Disc Jockey) DJの多くが使用しているモダンで人気があるカートリッジ。
DJ
上部黄色ボタンの右側にあるツマミですが、NOISE、CLACKLE、CLICSで「サーッ」というノイズや、レコード特有の「プチプチ」音などの量を調節していかにもなサウンドに仕上げることができます。

でもって、左下のWOWやFLUTTERで揺らしたり、音程を不安定にして更に追い込むことが可能。

SLOW DOWNはレコードの再生スピードを落として最終的に止める機能です。0.001~30秒の幅で「どのくらい時間をかけて止めるのか」設定します。面白くてついつい遊んでしまいます。

CPU付加
vstp
付加はまぁまぁですね。トラックにガンガン挿すプラグインではないと思うのでこんなもんでしょ。

OS・・・windows7 64bit  
CPU ・・・Intel Corei7 3.2G  
メモリ・・・32GB  

この環境でこんな感じです。

TG12410内蔵
EMI TG
ZeSoundSuite Dot Com

アビーロード・スタジオのマスタリングコンソール、通称「ビートルズ・デスク」と呼ばれるTG12410が内蔵。

TG DESKをONにするだけで、倍音が付加され、リミッターの機能も加わります。

音レビュー
前半がDry、後半がエフェクトONです。プリセットの「Mastering-Starting Point」を使用。TGスイッチをONにしました。


柔らかくなりつつも腰の座る感じになりますね。ちょっとヌルっとしつつも、温かみが増す感じ。

わかりやすいプリセットを選んでもこのくらいの変化です。ほんのり味付けですね。

でも質感が気持良く変化するので、クセになりそうな味付けじゃないかなと。

さいごに
ガッツリ音を変えるプラグインではなくて、ほんのり味付け、質感を加えるという使い方になるのかなと。

ちょっと贅沢なプラグインで、どうしても必要か?と言われると、そうでもないかもしれませんが、ハマる人にはハマると思います。

バスやマスターに挿して使う感じですね。

テープエミュとは一味違うプラグインでした。

いろいろ研究して効果的な使い方を探っていきたいと思います。

ではでは。





ちなみに今月のサンレコに中村公輔さん(@KafkaParty)のAbbey Road Vinylレビューが掲載されてます。


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