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パッと見、何と読むのかわからなくて有名な(?)Z3TA+2。(ゼータ2と読むそうです)

初代「Z3TA+」がリリースされてからもう10年以上経過していると思います。2になったのは5年くらい前だったかな?

Sonar にバンドルされていたソフトとして知っている方も多いと思いますが、数年前までWindows専用だったのでMacユーザーの方は使う機会が無かったかもしれません。

名前が読みづらいので少々とっつきにくいシンセに感じている方も多いかと思いますが、マニアックにみえて実はとても使いやすく、出音はクセがなく素直で非常に良いです。

簡単に特徴をまとめてみたいと思います。



視認性の良いGUIで直感的な音作りが可能
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6OSCにウェーブシェーピング搭載
Z3TA+2は6オシレーター(6つの波形を同時に鳴らせる)仕様なので、それだけでも多彩な音作りが可能ですが、真骨頂は代名詞とも言えるウェーブシェーピングでしょう。

ウェーブシェーピングとは、オシレーターで選択した波形を加工出来る機能です。16種類の加工方法があり、それぞれを組み合わせられるのでほぼ無限に近い種類の波形を生成できます。

往年のシンセではKorg 01/Wに搭載されていました。Z3TA+2ほど自由ではありませんでしたが、PCM音源にしては、かなり音を作り込むことができたんですよね。

YMOも愛したPCMシンセ【KORG 01/W(01R/W)レビュー】 : SynthSonic


多彩なモジュレーションマトリクス
フィルター2機、エンベロープジェネレーター6機、LFO6機をモジュレーションマトリクスで制御します。ウェーブシェーピングによる自由な波形加工と、その他の機能をモジュレーションマトリクスでまとめあげるのがZ3TA+2の音作りの骨子になっています。

それらを複雑に絡ませることによって、動き・表情のある音色作成が可能。

ここが唯一難しいところではありますが、操作が割とシンプルなので組み方さえ分かれば、直感操作で面白い音が出せるでしょう。


シンプルで効きが良いエフェクター
エフェクターの効きも良く、質も良い。

オシレーター1機、エンベロープ、フィルターで作った音を、エフェクターで仕上げるだけでも結構Z3TA+2っぽい音作りができます。

特筆すべきは、5種類のディストーション。やけにシンセに馴染むんですよ。歪んだリードサウンドや、音を立たせたい時にうっすらかけたりするとバツグンの威力を発揮します。


一見マニアックだけど視認性の良いGUI
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パッと見た感じにとっつきにくそうな感じも受けますが、使ってみると全然そんなことはありません。

シンセエディットのページとエフェクターページの2つに分けられており、機能別に仕切られているので、なんとなく触っていれば使い方は自然と覚えていけるはずです。

プリセットでイメージに近い音色を選んで、各セクションがどういった設定になっているのか眺めていると、音作りの基本が見えてきます。

直感でさわっていても使い方がわかると思います。集中して音作りできるのが最高。やっぱりシンプルって大切だと痛感します。

音の傾向
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クリアで高音質、全体的に明るめ。シンセリードやアルペジオなどウワモノにオススメ。程よくデジタルな音なので気持ち良い音です。

重厚な音というよりは、Sylenth1より少し太く、MASSIVE より細いといった感じです。

古いシンセということもあって少々音が古いと感じる部分もありますが、このころのソフトシンセならではの扱いやすい音です。ここは好みが別れるかもしれません。

クリアなSuperSaw的な音も得意。矩形波がすごくキレイ。

AメロのシンセリードでZ3TA+2を使用してます。

イントロ以外のメロはZ3TA+2です。

負荷について
負荷は軽い方だとは思いますが、CPU負荷はMASSIVEよりも少し高いです。体感的にはZ3TA+2の方が軽く感じるんですが、Cubase のVSTパフォーマンスメーターではそうなってましたね。

立ち上げる時のスピードなど体感的にはMASSIVEよりも早いです。動作も安定してます。

さいごに
最新のシンセの音ではないと思いますが、これはこれで使いやすい音なので好きですね。

マニアックな音作りもできますが、GUIがわかりやすいので使いやすいです。そんなにシンセに詳しくない人にも扱えると思います。

プリセットもたくさんありますので、最初は目的の音に近いものを選んで、エディットして使ったり、どのような設定になっているかを研究すると覚えていけると思います。視認性が良いので、マニュアルなくてもいけそうな気もする。

Sylenth1やMASSIVEにピンと来ないって人は一度デモってみては?好みが合えば気に入る可能性も。

最近セールやってるのよくみかけますので安くなった時が狙い目かもですね。

ではでは。



iPad用アプリもあります。
Z3TA+
2,400円
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