低価格モニタースピーカー戦国時代。
スピーカーで音楽が聞かれないと言われている現代、各メーカーの技術革新と企業努力により、コストパフォーマンスの高いモニタースピーカーが増えてきており、DTMerには大変ありがたく、嬉しい状況となっています。
というわけで、今回はそんな高品質・低価格のモニタースピーカー市場でも、オススメな2機種、MSP3AとiLoud Micro Monitorを比較してみました。
MSP3AとiLoud Micro Monitor比較
価格は、MSP3Aが34,760円、iLoud Micro Monitorが40,700円とほぼ同じ(何れも定価※ペア)です。
何もこの価格では考えられないほど優秀なのですが、キャラクターはかなり異なります。
ざっくり次のような感じです。
MSP3A
- スッキリ分離が良い
- 音場が広い
- 音の切れ際が見えやすい
- 音数が多くなってきてもゴチャつかない
- モニター的な音
iLoud Micro Monitor
- ガッツがある元気な音
- 聴いていて楽しいのでリスニングにも向いている
- サイズ感以上の中低域再生能力
- 音数が多くなると多少詰まって聴こえるものの、気持ちが良い
- テンションが上がる音
比較してみて改めて両者の得意な部分が見えてきました。
どちらの音が良いのかは上記の通りかなり違いがあり、好みが大きく作用するため難しいです。
iLoud Micro MonitorはRCAジャックと1/8インチ・ステレオ・ミニ端子しかないため、TRSやXLRケーブルが使えなかったり、スピーカー左側に電源やスイッチ類が集中していたりするので、音以外の部分も確認した上で選択すると良いでしょう。
また、MSP3Aは左右のスピーカーに別々の電源が必要ですが、iLoud Micro Monitorは左側1つで済むこともあり、モバイル環境などにはiLoud Micro Monitorの方が向いているかもしれません。
それぞれの記事があるので、詳しくはこちらをどうぞ。
さいごに
どちらもこの価格で手に入るモニタースピーカーとしては、コスパに優れており、強くオススメできます。
誤解を恐れずに言い切ってしまうのであれば、ミックス・マスタリングまで行うという人はMSP3A、作編曲を楽しく行いつつリスニングにも使いたいという人はiLoud Micro Monitorを選択すると、満足できる可能性は高いでしょう。
ではでは。
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