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Beyerdynamic「DT880 Pro」レビュー

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ドイツのヘッドフォンメーカーBeyerdynamicの「DT880 PRO」をレビューします。

海外ではモニターヘッドフォンとしてかなりメジャーとのこと。

日本ではDTMerやオーディオマニアは知ってても一般の方は知らないかもしれませんね。ちょっとだけマイナーな部類でしょうか。

主観をタップリ交えまして、好き勝手に感想を書いてみたいと思います。

※この記事は2019年1月8日に投稿されたものをリライトしたものです。

DT880 Pro 評価

第一印象は率直に「音良いな!」と思いました。

高域から低域までしっかり元気のある音。手持ちのヘッドフォンでは最も良い音で聴ける、という印象です。各項目、★5つで満点とします。

  • 高域音質・・・・★★★★
  • 中域音質・・・・★★★★★
  • 低域音質・・・・★★★★★
  • 解像度・・・・・★★★★
  • 音場の広さ・・・★★★★
  • 音の艶・・・★★★★
  • モニター・・・★★
  • リスニング・・・★★★★
  • 本体の高級感・・★★★★

※あくまで筆者の手持ちのヘッドフォンと、今まで使用した製品との相互関係を加味しての評価です。今後使用していく過程で変化する可能性はありますので参考程度にとどめてください。

美しく響く分、ちょっと高域が刺さる感ありますかね。聴くソースによっては、ハイハットやシンバルなどがうるさく当たります。その分、音の切れ際、空気感の表現が非常に上手いですね。

中域は自然で音数が増えてもバランス良く違和感無しに鳴らしてくれます。定位も奥行きも見えやすいので、ミックスしやすそう。

低域は量がありつつ、クリアでスッキリと締まっています。開放型でこの密度には驚きました。

中域と低域が満点ですが、この辺は好みもあるし今までのヘッドフォン歴、スピーカー歴によりますのでご了承ください。

YAMAHA HPH-MT8と比較すると、同じ高得点でもベクトルが異なるといった感じ。

https://synthsonic.net/archives/54744536.html

同じ開放型のヘッドフォンということで、K701と比較しても本機の方が元気いっぱいです。その分長時間聴き続けると少し聴き疲れするかもしれません。

DT880PROの方が音に艶がある印象。比較するとK701はドライに聞こえますが、音場はK701の方が広いです。中低域の量・質感は圧倒的にDT880 PROに軍配。

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制作用にはもちろん、リスニングにもオススメ

素晴らしいです。今のところ手持ちでは最も気に入りました。リスニング用でもきっと満足いくヘッドフォンです。豊かな低域を鳴らす開放型ヘッドフォンの傑作。

外科手術的な作業を行うというよりは、元気が良く聴いてて楽しめるので、どちらかというと作編曲家向けなのかなと。

一点だけ注意なのは、インピーダンスが高め(250Ω)なのでしっかり音量出せるヘッドフォンアンプやオーディオインターフェイス、モニターコントローラーがあると尚良いです。

価格はもっと高かった(30,000円以上していたはず)ですが、サウンドハウスでかなり安くなっています。

この価格だったら買いです。こんなに良いとなるとBeyerdinamicの上位機種、1990も気になりますね。

ではでは。

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