音源

直感操作のモジュレーションマトリクスで想像できない音作りができるシンセ、SugarBytes「Factory」レビュー

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Sugar Bytesデビューしました。

個性的と名高いデベロッパーなので、かなりの暴れん坊かと思いきや、かなり使い勝手が考えられていて、音は暴れん坊ながらとっつきやすい楽しいシンセです。

その辺りをレビューしていきたいと思います。

SugarBytes Factory

 

Factoryとは

Sugar Bytesはドイツのデベロッパーです。Native Instruments「Reaktor」のプログラマーを担当していた2人が独立して立ち上げました。

少ないボタンでより多くのことができ、少ない指示でより多くの機能を持つこと、そして安価で提供することをコンセプトにプラグインを開発しています。

ちなみに社名の「Sugar」は砂糖の意味で “音楽は人生(コーヒー)の中の砂糖” というキャッチフレーズからきてるそうな。

個性的なシンセを多くリリースしていて、どのプラグインも遊び心に溢れています。

で、そんなSugarBytesの「Factory」ですが、オシレーターは2基搭載しており、それぞれに10種類のモードが用意。加えてサブオシレーターノイズジェネレーターが1基ずつあります。

osc

同社の非常に強力なモノシンセ「Cycrop」のTransformerも移植。Factoryではポリシンセとして使用することができます。

以上のように強力なオシレーターに加えて、シーケンサー4基、モジュレーションマトリクスなどを組み合わせることによってFactoryならではの音作りの境地へと導いてくれます。

音について

factory002

音はソリッドで太く派手目。個人的な主観ですがドイツな感じで、個性的な質感。

プリセットの音色はどれもエフェクトがキツめにかかっていて、よくも悪くもデジタル臭が強め。

ただ、イニシャライズして素の波形から鳴らしてみるとかなり印象が変わります。波形も太いし、なにしろ波形ごとに割り当てられるツマミ(FMやSync)が心地よいです。

リードやベース、存在感のあるシーケンスフレーズなどに向いてそう。

エイリアシングを出さない設計になっているのでグイグイ回しても破綻しないんですよね。これはシンセに慣れていない人も楽しめる心遣いです。思い切って音作りできるのってモチベーションを保つのにも重要なんです。

マルチに使えるシンセ、というわけではなく、飛び道具・アクセントになるような音が得意。シンセはいくつか持ってるけど、何かこうインスピレーションを得たい!っていう人には進められるシンセのひとつです。

MODULATION MATRIX

modulation matrix

Factoryの最大のウリであろう、Modulation Matrixが楽しいです。このあたりに上に書いたSugar Bytesのコンセプトが出てる感あります。

使い方はカンタンで、操作したいパラメーターの縦横が交わったところにポインタを合わせてクリックしながら上下させるだけです。プラス(青)・マイナス(ピンク)の「●」を調整します。

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あとは適用された部分の調整を行っていけば音を追い込んでいけます。ツマミの方には「●」と同じ色も付くので分かりやすい。

34種類から選択し組み合わせていけるのも直感的でわかりやすいですね。

modu

頭で考えずに、直感でモジュレーションを組んでいくやり方の方が面白い音が出来そうです。

オシレーターのところにも書いたように、破綻しないように設計されているので、例えばノイジーでバシャバシャしたような、めちゃくちゃな音になりません。

で、シーケンサーをかませていきましょう。絶対頭では想像できない音を作れるので、かなり楽しめるはずです。

ガンガン弄ってFactoryからインスピレーションを得た方が結果的に楽しそう。もちろん慣れていった方が、Factoryの良さを引き出せるとは思いますが。

さいごに

音は結構エグいですが、そこまで難しいとは感じませんでした。

ファーストシンセ、セカンドシンセには向かないかなーと思いますが、3つ目、4つ目くらいに買ってみると面白いかもしれません。

ただ、操作が難しくないことと、破綻しない部分は初心者の方でも楽しい音作りは堪能できます。

普通のシンセに飽きた人、普通のシンセはイヤだ!って人にこそ触ってみて欲しいシンセです。

ではでは。

SugarBytes Factory

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