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Maag Audio EQ4とEQ2の比較

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クリアな音質と、思わずラインナップに組み込みたくなる洗練されたGUIから高い人気を誇っているmaag EQの比較を行いました。

一般的には兄貴分のEQ4が人気と思われますが、EQ2とはどこが違うのか気になってる人もいるのではないでしょうか。

両方使ってみてわかったのですが、EQ2はEQ4の廉価版だと思ったら大間違い。まったく異なるEQでした。

そのあたりについて書いていきたいと思います。

ちなみにマサシさんや、中川さんもEQ4について記事を書かれてます。

Maag Audio『EQ4』

心理トリック(Maag Audio EQ4)

※この記事は、2017年4月3日投稿されたものに、加筆修正を加えたものです。

EQ4とEQ2の概要

EQ4

eq4

EQ4は6バンドのイコライザーで、黄色のAirBand Gainだけは可変式。

右の青いツマミで周波数帯を切り替えできます。左下にON/OFFのスイッチ付き。

EQ2

eq2

EQ2は2バンド。2バンド共に可変式のEQです。

左の黒いツマミはInputGainで、全体のかかり具合を調整可能。

赤いツマミで周波数帯を切り替えるのですが、EQ4と同じ周波数帯ではなく、EQ2独自の数値です。双方のEQにはON/OFFが搭載されています。

左のバンドにはLMF(ローミドルフリーケンシー)のベルカーブ切り替えもついており、赤いツマミの上部に記載されている赤と白の周波数帯がソレ。

キャラクターも異なる

機能もコントロールできる周波数帯も異なるのは上に書いた通りですが、ブースト/カットした際のキャラクターも大きく異なります。

EQ4は効きが良く派手な音になります。やり過ぎるとシャリシャリ感が目立つ。

一方、EQ2は、マイルドな効き方で言い換えるとちょっとおとなしいキャラクターです。

これはどちらが良いという話ではなく、キャラが事なりますね。

ちなみに実機はこんな感じです。物欲!!

デモ

効果の違いを音で確認してみてください。双方とも同じ設定にしてあります。

  • AirBand 40kHz
  • Gain 8.0

EQ2

EQ4

Gainを最大(10.0)にして、もっとわかりやすくしようかとも思ったのですが、EQ4の方が音割れしたのでやめました。

EQ4の方が派手。EQ2は最大にしても割れるほどではないです。

AirBandのみならず、他の周波数帯でも顕著に違いがあります。EQ4はいかにもという効き方でこれはこれで良いのですが、EQ2はとにかくスッキリした感じに効くんですよね。

むしろ音楽的なのはEQ2の方なのかなとも思うほど。

特に、LMFの1.4kHzをブーストした時のスネアのアタックの出方が非常に良かったです。EQ4だと他のハイ成分まで持ち上がってしまうのでピンポイントを狙うブーストはEQ2に軍配です。

さいごに

EQ2をほめまくる感じになってしまいましたが、EQ4が悪いというわけではないです。

個人的にはアコースティック系にはEQ2、パキっとした明るいモダンな雰囲気が欲しい場合はEQ4が良いのかな?と感じました。使い分けをオススメ。

トラックでガッツリ音作りするも良し、マスターでうっすらAIR目的でも使えるEQではないでしょうか。

なんてたってGUIが良いのでその気にさせてくれるのがイイ!

ではでは。

maag EQ4の詳細はこちら

maag EQ2の詳細はこちら

https://synthsonic.net/archives/zynaptiq-intensity%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc.html

https://synthsonic.net/archives/%e3%81%93%e3%82%8c%e3%81%a0%e3%81%91%e3%81%af%e5%a4%96%e3%81%9b%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bc%81%e5%80%8b%e4%ba%ba%e7%9a%84%e6%9c%80%e5%bc%b7%e3%83%97%e3%83%a9%e3%82%b0%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%a9%e3%83%b3-3.html