良いミックスは良いモニター環境から!というわけで、あれこれ周辺機材を試しております。
今回は以前中田ヤスタカ氏も使っていたモニターコントローラーのBIGKNOBです。
概要
色んなソース(DAWからの出力、シンセの音、CDプレイヤーの音、カセットデッキ、ターンテーブル・・・etc)等を、同時に接続できて、切り替えもカンタンなので色んなスピーカーでモニターするのに便利です。
作りは非常にしっかりしてる
堅牢なつくりで、重量もあるため非常に良い感じです。安っぽさはありません。
快適なモニター環境構築
4つのソース(INPUT)を3種類のスピーカーに接続して切り替えながらモニター可能で、ヘッドホンも2つ同時にさせます。
しかもそれぞれにハイパワーアンプ付きなので、インピーダンスの違うモノでも問題ありません。
しかも、上からザクッと挿す構造になっているので、差し込む時に本体が動かなくて良い。かゆいところに手が届いてますね。
音質は味付け薄く元気
味付けは少ないと言われているBIGKNOBですが、まったくないわけではありません。
イメージとしては、BIGKNOBのアンプで音量上げると、中域中心にファットになります。
音が元気にアナログな味付けがされたような感じに。ソフトシンセなんかは結構いい感じに好みな音でモニタリングできますね。
オーディオインターフェイスで音量上げるよりも、BIGKNOBで上げたほうが、密度高く音が大きく聴こえます。
好みは分かれるところだと思いますが、安物のオーディオインターフェイスよりも質の良いアンプだと感じました。
※2017年12月6日追記:プロの方からご教示頂いたのですが、マニュアル通りの設定だと、中域に色付けがされます。各機器のキャリブレーションをしっかりとって、Bigknobのインプットモニター音量が黄色にならないように設定するとクリアなソースを保てます。モニタリングには色付けがない設定の方が好ましいです。
さいごに
INTEGRA-7から直でモニタースピーカーに出す音と、BIGKNOBを介してモニターする音は明らかに違いました。INTEGRA-7直の方がスッキリ、BIGKNOBの方はパンチがあって元気な音。好みが分かれます。
気になるのは、元気になるのはモニターの音だけなので、それを信じてミックスしたらどうなるのか気にはなりますね。もう少し使ってみて様子をみたいなと。
とにかく使いやすくて、でかいノブを回し心地と、グッと音が大きくなるのが気持ちいいです。DTM以外でもセレクターとして活躍出来ると思います。
ちなみに、StudioOneのPresonasからもモニターコントローラーが出てますが、こちらはデジタル入力付き。
ではでは~。