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Roland JV-880 レビュー【DEMOあり】①

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ハードシンセ最高!

古くても廃れない名機、あの機種のあの音が欲しい!

古いシンセには普遍的な魅力がありますね。

そんな気にさせてくれるヤツの中の1台!

Roland JV-880のレビューです。 

概要

JV-880は1992年に発売。

同じく1992年に発売されたJV-80(61鍵盤)の音源モジュール版。

音源方式はPCM音源でROM容量はなんと8MB。

価格は99,800円

シンセサイザーに詳しい大御所も好んで使っていた(いる)ようです。

JV-880は値段の割に音が良い

※坂本龍一氏 

 

今でも、ピアノの音色のためにJV-880をラックに入れてあります

※浅倉大介氏 

音が良い理由として、「PCM69なるDAC(18bit)が良い」、「オペアンプの質が良い」等の情報を見た事が有ります。実際の出音は、今の時代流石にリアルというわけではありませんが、明るく元気がある出音で、オケに埋もれない硬い音です。クッキリ、シャッキリしたダイナミクスのある音です。

個人的主観ですが、音圧があるっていうわけでも、太いというわけでもなく、「出音が大きい」んじゃないかなと。アウトプットからオーディオインターフェイスに繋いでますが、他のハードシンセに比べて音が大きいです。VOLUMEツマミちょい回しでOKです。全開にしたらきっとスピーカー壊れますw

ツマミを回す量が少ないということは、それだけノイズも大きくならないという事ですから結果的に音が良いと言える要因のひとつだと私は考えます。

サンプルの容量は8MBと少ないですが、使用している部品の差が音の良さに繋がっているのかもしれません。プリセットの方向性は生音に重点を置いているように感じます。シンセ系は少ないです。

主なスペック

●マルチティンバー:8チャンネル(7チャンネル+リズム1チャンネル)

●ウェーブフォーム(基本波形の数):129

●プリセット:パッチ 192(64パッチ×3バンク)

●プリセット:パフォーマンス 48(16パフォーマンス×3バンク)

●同時発音数:28(基本波形の数。ウェーブフォームを4つ使用したパッチの場合同時に7音しか発音出来ない)

●エフェクト:コーラス、リバーブ/ディレイ

●1Uラックサイズ、4.2kg

●拡張性: SR-JV80シリーズ エキスパンションボード(1枚)

       SO-PCMシリーズ PCMカード (1枚)

       PM-JV80シリーズ DATAカード(1枚)

       M-256E メモリーカード

 

おすすめプリセット音色

Ac.Piano 1

基本的には伝統的なローランドピアノな音ですが、ゴリゴリと硬く、アタックが早く元気が有ります。

ポロローンと弾くよりも、ハウスな感じでコードをベロシティMAXで刻んだりするのに向いてます。

ベロシティ変化によるリアリティやスムーズな音階の変化を求めるのは酷ですね。8MBですからね。

ぽろろ~んと弾くより、ハウスな感じで使うのが正解かも。

Glist EPiano

Steel Guitar

Altolead Sax

Slap!!

Wave Bell

JV Strings

Black Brass

Brass Sect1

全体的に硬く、立ってる音ですね。生音系に強い印象です。

Roland JV-880 レビュー【DEMOあり】② に続きます。