品のあるルックス、音良い、最高だろ?
gearslutzにおいて、2016年ベストコンプレッサー部門1位に選ばれたコンプ「Klanghelm MJUC」は、高品質であり安価。
開発には2年を費やしたということで肝いりのプラグインです。
※この記事は2016年7月2日に投稿されたものに加筆修正したものです。
3種類のコンプが使用可能
Klanghelm MJUCは3種類のコンプレッサーを切り替え使用可能です。
- Mk1 Variable-Mu系
- Mk2 1176系
- Mk3 Fairchild670系
それぞれのデモ音源用意しましたので、聴き比べしてみてください。
ドラムはAddictive Drumsです。BlackVelvetを使用。
内蔵コンプOFFにした素材はこちらです。
Mk1
Mk1はVariable-Muタイプをエミュレートしています。
音の傾向は「もっちり」「濃密」という言葉がピッタリ。滑らかでとても気持ち良いです。ズッシリした音とは違いますが、非常に品のあるGUIに負けない風格のある音。
Mk1は濃厚なキャラですね。でもって、品がある。キレイ系の音に合いそうだし、バスコンプの接着効果を狙っても良いんじゃないでしょうか。
Mk2
Mk2は1176系のFETコンプレッサーモデルです。
音的には1176っぽくないというウワサもありますが、良い感じにパンチーでモッチリ感があって気持ちいいです。
Mk1とMk3の中間ともいえるキャラクターです。バランス良くて使いやすいのはMk2。
Mk3
Mk3はFairchild670系。
3つの中では最もあっさりしていて、太さ、滑らかさは他の2機に譲りますが、パンチーでクリアな音が欲しい場合のファーストチョイス。
唯一の弱点は負荷が高め
激重とまでは言いませんが、負荷は高めです。オーバーサンプリングを使用すると更に高くなります。
トラックにズバズバ挿していくと、環境によってはCPUが悲鳴をあげるかもしれません。
「これぞ」という場面か、バス・マスターで使っていくのが良さそう。
それでも音が良いので使いたくなるコンプです。
さいごに
価格は、€24(日本円で3,000円)くらい。3種類搭載なので、1台1,000円。非常にコスパ良いです。
操作はシンプルで使い方は簡単。プリセットもたくさんありますので、さっくり選んで調整していけばイメージの音に近づけるのが早くなると思います。
まずはフリーの「jr」を使ってみてください。
ではでは。