ImPerfectと聞くと、どうしても完璧超人ネプチューンマンを連想してしまう、ゆにばすです。
お買い得なサンプルパックを多数リリースしているW.A. Productionのシンセサイザー、ImPerfectをレビューします。
PluginBoutiqueにて、7種類の拡張音源がついてくるバンドルが格安になっていたので、購入してみました。
ImPerfect
5種類のオシレーター(バーチャルアナログ2基、サンプラー1基、サブオシレーター1基、ノイズ1基)を搭載したシンセサイザーです。
音に関しては、極端に悪くもなく、これと言った特徴も無いので、まぁこんなもんかな、という感じ。
シンプルな構成なため、シンセに慣れた人はマニュアル不要。
ただし、プリセットブラウザは非常に使いにくいです。
加えてサンプラー波形を読み込む際も、毎回フォルダを見に行って選択する形式なので、手間がかかり過ぎる。
全体的に古い設計なので、ここはアップデートして欲しい部分ですね。
最大の特徴、3種類のモジュレーションスライダー
ImPerfectの最大の特徴であろう、Wacky、Cracky、Shaky、3つのスライダーをコントロールすることでシンプルながらなかなか面白い音作りが楽しめます。
- Wacky・・・3つのエフェクト(フェイザー/コーラス/ディレイ)の量を増やし、トーンをドリフトとディレイの空間に押し込む
- Cracky・・・サチュレーション・レベルを上げてハーモニクスを導入し、信号を汚す
- Shaky・・・低レベルでの微妙なデチューンから、さらに強く押し込むとピッチモジュレーションに至るまで、トーンをモジュレーション
モジュレーション量によってGUIの色が変化する遊び心も。
細かに音作りをするというよりも、それぞれのスライダー量を直感で決めて、偶発的なサウンドを享受する使い方が良いかもしれません。
CPU負荷
負荷は低いですね。4音鳴らして概ねこれくらいです。
計測環境は以下のとおり。
- OS ・・・Windows10 64bit
- CPU ・・・AMD Ryzen 9 3900X [3.8GHz/12Core]
- メモリ・・・64GB [DDR4-3200 16GB×4]
- DAW・・・Cubase Pro 11
- バッファーサイズ・・・512samples
- サンプリングレート・・・44.1kHz
- ビット解像度・・・24bit
- オーディオインターフェイス:RME FireFace UCX
さいごに
過度な期待は禁物ですが、頻繁にセールをやっているので興味のある方はセール時にどうぞ。
ではでは。
W.A. Production ImPerfect & Expansions Bundle
https://synthsonic.net/archives/w-a-production-babylon%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc.html