最強戦士にも死角アリ…。
Omnisphere 2のここがイヤだと思うポイントを列挙してみようかと。
最初に言っておきますが、Omnisphere 2は素晴らしい音源ですし、個人的にもトップクラスに大好きなのは他の記事を読んで頂ければわかると思います。
https://synthsonic.net/archives/spectrasonics-omnisphere-2%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81.html
ただ、良い事ばかりではないので、検討中の方は参考にしていただければ幸いです。
Omnisphere 2のイヤなところ
高い
使いこなすのに一生かかることを考慮すれば「コスパは安い」ですが、やはり業界屈指の高価格なのは事実。
学生さんなんかにはなかなか手が出ないのではないかなと思います。
大容量
公式サイトには、ストレージに64GB以上の空き容量が必要と記載があります。
ストレージの価格が下落気味とはいえ、小さいとは言えないサイズ。
サクサク動かすことを期待するのであれば、余裕を持ったサイズが必要なので、さらに占有率は高まります。
立ち上がりが遅い
最初に立ち上げる際にはかなりの時間を要します。
ただ、一度立ち上がってしまえば、一部重たい音色はあるものの、音色切替等はそれほど気になりません。
制作が佳境に入ってCPUに余裕がない場合は、立ち上げること自体ちょっとビビってしまう感じはありますね。
音色多過ぎ
2020年10月3日時点で、14,806音色というとんでもない量です。
すべての音色を10秒ずつ聴いても、41時間以上かかるということからも、事実上全ての音色を使えません。
となると、時間が忙殺され逆にコスパが悪いのかもしれないし、一体どこで使うの?という変な音色も多数収録しています。
ソリッドで濃い質感
太く存在感のある豪華な質感で、良い音なのですが、その存在感のあまり、楽曲によっては馴染みが悪かったり、濃すぎたりすることがあります。
人によっては”わざとらしい”と感じる太さ・濃さかも。
あとはアナログシンセのような温かみはあまり感じられず、独特のヒンヤリした質感が好み分かれるところでしょう。
さいごに
ということで、あえて思いつく弱点を列挙してみました。
Omnsiphereに限らず、完璧な道具というのは無いわけなので、こういう部分もひっくるめて使っていく、愛用していくことが大切なのかなと思います。
もしかしたらOmnisphere 3で改善されたり、刷新される部分があるかもですね。
Omnisphereを超えるのは、Omnisphereしかないでしょう。
なんだかんだで、最強には変わりないと思います。
ではでは。
SPECTRASONICS Omnisphere 2(ディリゲント)
SPECTRASONICS Omnisphere 2(サウンドハウス)
https://synthsonic.net/archives/spectrasonics-omnisphere-2%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81.html