エフェクター

【PR】sonible smart:EQ 3レビュー

スポンサーリンク
   

※本サイトでは、アフィリエイト広告を利用、またはプロモーション記事が含まれている場合があります。

自動ミックス極まってます。

現代の音楽シーンでは、エンジニアでなくとも、ミックスやマスタリングなどをやることが珍しくなくなっています。

しかし、ミックスバランスをとることでクオリティを向上させるというのは、専門的な知識や経験が必要だし、時間もかかるもの。

そんな悩みを解決してくれるであろう、人工知能(AI)を搭載したsmart:EQ 3をご紹介します。

グルーピング機能を搭載し、自動ミックスが完成の領域にきてますよ!

smart:EQ 3

smart:EQ 3は、人工知能(AI)を搭載したEQで、トラックごとのスペクトルバランス調整はもちろん、クロスチャンネル処理技術を活用した、複数トラックのバランスを簡単操作・短時間で行うことが可能な、インテリジェントな次世代プラグインです。

次のような特徴があります。

  • 短時間でバランスのとれた周波数調整(ミックス)が可能
  • グルーピング機能で自動ミックスが完成に近づいた
  • 最大24バンドのパラメトリックイコライザーとしても使用できる
  • 負荷が軽い

目玉の機能である人工知能を用いた自動スペクトルバランス調整の使い方はとても簡単で、トラックにsmart:EQ 3を立ち上げて、ワンクリックで学習させるだけ。

数秒後にはバランスの取れたイコライジングを実現してくれます。

自動調整が終了したら、重みづけカーブで適用されたカーブの度合いを「重みづけカーブ」を上下させて調整します。

せっかくAIが整えてくれたカーブの強度のみを調整可能なので、細かくいじり倒す必要がないのは親切。

もちろん新たにバンドを追加して調整することもできます。

さらに、目的に合わせたプロファイルのプリセットも用意されているため、まずは出発点として使用して、合わない場合は自身でカスタムしつつ、追い込めると。

プロファイルはユーザープリセットとして保存できるため、他のトラックやプロジェクトにも使用可能です。

なお、プロファイルのエクスポートが可能なため、他のユーザーへ共有することができるのも嬉しいところ。

パラメトリックEQとしての機能

最大24バンドの通常のEQとして使用することもできます。

バンド毎にM/S(Stereo、Mid、Side)の設定も可能。

視認性の良いアナライザーを搭載しており、smart:EQ 3を立ち上げているトラックのスペクトルバランスを表示させることも可能なため、被りの帯域などの処理も捗るのが良いですね。

Soloモードでは選択しているバンドが影響を与える帯域のみを聴くことも出来るので、とても便利です。

Linear-Phase Mode(遅延するが位相が崩れない)、Constant-Q Bell Filterなどの設定も可能。

EQ自体の質感は、激しくピーキーな感じは無く、使いやすく、マイルドで耳に優しい印象を受けました。

グルーピング機能

最大6つのトラック(バス)をグルーピングして、スペクトルバランスを整えます。

グルーピングは3つのレイヤーで構成されており、配置するレイヤーによってスマート・フィルターの優先度が異なります。

  • L1・・・ボーカルやリード楽器など、最も目立たせたいトラック
  • L2・・・ドラムなどL1を優先しつつも、存在感を残したいトラック
  • L3・・・目立ちはしないものの、しっかりと楽曲全体を支えるトラック

配置したトラックは、ドラッグ&ドロップでサクサクと入れ替えることができるため、面倒な操作をせずとも、しっくりくるまで気軽にやり直すことが可能。

6つしか配置できない…足りない…と思うかもですが、要は帯域がマスキングするであろうトラックだけをグルーピングすれば良いというわけです。

ミックスのクオリティ向上・時短にも繋がる

動画の通り、使用前・使用後ではまとまり方が断然違いますね。

しかもわざとらしさがなく、とても聴きやすいサウンドに仕上がっています。

ざっくりした流れは、トラック毎にスペクトルバランス整えたあとは、グルーピング機能で全体のバランスを整えるだけでミックスが完成する、そんなイメージ。

シンプルなトラックであればsmart:EQ 3にすべて任せてしまえば、圧倒的時短となり、トラック制作に集中することができますよね。

CPU負荷

負荷はめちゃくちゃ軽いです。複数のチャンネルに挿す使い方になるので、ここまで軽量だと気兼ねなく使えますね。

スマートフィルターで分析する際はわずかに負荷が上昇しますが、気にするほどではないのかなと。

計測環境は以下のとおり。

  • OS ・・・Windows10 64bit
  • CPU ・・・AMD Ryzen 9 3900X [3.8GHz/12Core] 
  • メモリ・・・64GB [DDR4-3200 16GB×4]
  • DAW・・・Cubase Pro 10.5
  • Audio I/O・・・RME UCX
  • バッファーサイズ・・・512samples
  • サンプリングレート・・・44.1kHz

さいごに

グルーピング機能を搭載したことで、細かい調整を行うことなく、短時間でバランスのとれた完成度の高いミキシングが可能になりました。

提案されたEQカーブがどのような働きをするかを知るだけでも、ミキシングの知識がない人自身の学習素材としてもとても優秀と言えるのではないでしょうか。

仕上がりもとても自然で、驚くほど聴きやすくなるので是非試してみて欲しいですね。

もちろん通常のEQ、またはアナライザーとして使うのも◎。

現在イントロプライスセール開催中です。

sonible smart:EQ 3