音源

Tone2 Saurus 2レビュー

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ベタだけど、使える良いシンセ。

Saurus 2はあまり有名ではなく、どこにでもありそうなシンセではありますが、高品質で良い製品です。

スタンダードなアナログモデリングシンセサイザーで、分かりやすいところでmoogやProphetなどの音をイメージするとシックリくる感じ。

著名なクリエイターや、映画のサウンドトラックなどにも使用された実績を持つ実力派シンセサイザーなのです。

Tone2 Saurus 2

「True Analog Modeling Technology」という独自のアナログモデリングを搭載しており、様々なハードウェアのオシレーターをエミュレートしています。

2オシレーターで、それぞれにサブオシレーターが搭載されています。フィルターは様々なシンセの有名どころをモデリングしているとのことで、滑らかで自然です。

プリセットは830種類用意されており、どこかで聴いたことがあるいかにもアナログシンセの音色!といった使いやすい音色が満載です。

オシレーターの質が良いせいか、古臭い感じはせず、使える音色が多いなという印象。

インターフェイスはハードウェアライクですが、見やすく使いやすいです。

音について

良いです。Sylenth1やMassiveなどのソリッドな感じではなく、アナログよりの太さと温かみがあります。それでいて抜けが良いのがTone2らしいなと感じました。

音の太さはDivaやReproほどの圧倒的な感じかと言われるとそんなこともないのですが、音と負荷(後述します)のバランスは素晴らしいですね。

https://synthsonic.net/archives/48030731.html

特に、ユニゾンが強力で4×はかなり音が化けます。デジタルシンセにありがちな、太くはなるけど暑苦しい感じが少なく、スッキリ厚みが増していく部分が好感触。なんでもかんでもユニゾンしたくなりますw

負荷について

4音を鳴らした状態です。音色により多少の差はあれど概ねこれくらい。

単音やほとんどの音色ではこれを超えることはないので、比較的軽い部類に入ると思います。ダウンロードサイズも20MB(Windows)と小さい。

Windows64bit(Core i7 3.2G)、メモリ32GB環境での計測です。

さいごに

軽くてスタンダードなシンセを探している方にオススメです。

EDM寄りではないけど、しっかり明るくて存在感のあるアナログサウンドなので万人受けする、シンセらしいシンセでバランスが良い。

ベタなシンセとも言えますが、オーソドックスで高品質なものは普遍的な魅力がありますよね。

10,000円ほどで買える価格も良い感じ。

ではでは。

Tone2 Saurus

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