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SONY MDR-CD900STとMDR-7506を聴き比べてみた

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定番を知ることからすべてが始まる・・・。

定番中の定番ヘッドホン、音楽やってない人もテレビなどで一度は見たことがあるであろうMDR-CD900STと、実は海外ではこちらの方が人気というMDR-7506を比較してみたいと思います。

市場でも未だに根強い任意を誇っている2機種。ヘッドホンとしての性能はもちろんのこと、SONYブランドであることと、手が届きやすい価格帯というのも魅力ですよね。

個人的にも長年愛用しているのですが、2機種よりも高価なヘッドホンをいくつか使用して耳が肥えきてる部分もあろうかと思うので、改めて感じる部分もあるのではないかと検証に至りました。

MDR-CD900ST

スタジオの定番モニター。よくボーカルの方がつけて歌ってますよね。巷の評判ではノイズチェックしやすいとか、ミックスには向いてないとか言われていますが、概ね大人気です。

以前のランキングでもぶっちぎり1位でした。

いつも使ってるヘッドフォンランキング【SynthSonic調べ】 2018年3月13日~3月22日までの期間で、いつも使っている「DTM用機材」アンケート調査を行いました。   ご協力頂いた皆様...

さて評価はつぎの通り。

  • 高域音質・・・・★★★
  • 中域音質・・・・★★
  • 低域音質・・・・★★★
  • 解像度・・・・・★★★
  • 音の艶・・・・・★
  • 音場の広さ・・・★★
  • 本体の高級感・・★★★
  • モニター・・・・★★★★★
  • リスニング・・・★★

※音の評価は主観が大きく左右するので、絶対的な評価ではありません。あくまで筆者の手持ちのヘッドフォンと、今まで使用した製品との相対的な評価です。今後使用していく過程で変化する可能性もありますので参考程度にとどめてください。

モニターに満点評価をつけましたが、これはひとつひとつの楽器のニュアンスや音の形が分かりやすいという部分です。全体のバランスなどは逆に分かりづらい。

すべての音が前面に勢ぞろいして鳴らしているような感じ。ベタっとした立体感の無い音。

中域が混んでくると音像がボヤけてくるので、音数が多い曲は上手く鳴らせないですね。隙間がないイメージ。

すべての音が聴こえる、聴こえすぎるのが長所であり短所でもあるでしょう。ずっと聴いてると聴き疲れします。高域の色付けは感じられないのですが、それでも少々刺さる感じ。

リスニング用には向きません。ただ、ひとつひとつの音を、音の形を聴きこむという分析的な意味合いでは非常に面白いのは間違いないです。他のモニターでは聴き取れない部分が見えるんですよね。

粗探し用としてのチェックモニターとしては右に出るヘッドフォンがなかなかないのではないでしょうか。

とても人気ですが、とてもクセが強いモニターだと感じました。

MDR-7506

CD900STに次いでランキングでは2位の座についている7506は、宇多田ヒカル氏が愛用していることでも有名ですね。日本ではCD900STが標準ですが、海外では7506が標準と言われています。

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  • 高域音質・・・・★★★
  • 中域音質・・・・★★★
  • 低域音質・・・・★★★
  • 解像度・・・・・★★★
  • 音の艶・・・・・★★★
  • 音場の広さ・・・★★★
  • 本体の高級感・・★★
  • モニター・・・・★★★
  • リスニング・・・★★★★

全体のバランスは圧倒的に7506の方が良いです。あとはCD900STと比べてかなりリスニング向け。ミックスやマスタリングは7506の方がやりやすいでしょうね。

バランス良く鳴らしてくれるので、楽器ごとのメリハリがあり、切れ際や立体感、音の艶を少し感じられます。

高域に少々クセがあり、若干派手な感じが。ここの部分がリスニング向けと感じる要素の1つでしょう。ただ刺さるほどではないので程よい感じです。長時間作業にも向いてます。

ただ、めちゃくちゃ良いかと言われるとそれほどでもなく、さすがに高級感を感じるほどの音ではありません。特徴がないのが特徴みたいな機種。

CD900STと比較すると全体のバランスは取りやすいものの、ミックス・マスタリングモニター向けであればその他にも選択肢はあります。7506でなければ!というよな、CD900STのような専売特許的なものは特にありません。

しかし、価格帯と音を考慮すると素晴らしくコスパが良いです。

10,000円で買えるヘッドフォンではモニター用、リスニング用と双方に活躍するデバイスでは最高峰と言えます。

可搬性は7506に軍配

これは比較する上でオマケ的な要素ですが、モバイル環境での使用を考慮すると見逃せない部分かもしれないので書いておきます。

折り畳みできること、カールケーブルであることで7506の方が可搬性に優れてると言えます。

比較してみて

見た目こそ似てますが、全くキャラクターが異なります。

用途に応じて使い分けると良いのではないでしょうか。両方持ってても全然使い分けできると思います。

通常は7506を使用して、チェック用・粗探し用にCD900STを用いるといった感じです。

見た目で言うと、若干CD900STの方が艶があって高級感ありますね、メッキが使用されていたり本体の質感(プラスチック素材)も異なるようです。

双方に言えることは、軽くて装着感が良く、長時間つけていても疲れづらいということ。あとはイヤーパッドなども別売りしていて、メンテにも困りません。

長く使えるという事も考慮すると、とてつもないコスパです。

さいごに

少々辛口評価になってしまった感がありますが、正直な感想です。

数千円のヘッドホンしか使ったことないという方、とりあえず1万円くらい出せる、という方は7506をオススメします。

モニタースピーカーでミックス・マスタリングやるので細かいチェックだけやりたい、という方はCD900ST一択です。

で、この2機種で満足している!という方には更に上のヘッドホンを使用してみることもオススメしておきます。

ではでは。

サウンドハウス⇒SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST 密閉型スタジオモニターヘッドホン

サウンドハウス⇒SONY ( ソニー ) / MDR-7506 モニターヘッドホン

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