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YAMAHA HPH-MT8 レビュー

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YAMAHA「HPH-MT8」をレビューします。先代のMT220がすこぶる評判良かったのでずっと気になっていました。

歪みのない自然な音を鳴らすリファレンスモニターヘッドフォンと評判。

エンジニア諸氏がこぞって使用・絶賛されているとのことなので、個人的にハードルをグンと上げての期待大でのレビューです。

YAMAHA HPH-MT8の感想

濁りやにじみを感じない「脚色のない素の音」を鳴らしてくれます。

最初鳴らした瞬間は「え?籠ってる?」と感じましたが、しばらく聴いていると「HPH-MT8」の音が自然であり、フラットなんだと気づきます。他のヘッドフォンが脚色してあるのだなと。

  • 高域音質・・・・★★★★
  • 中域音質・・・・★★★★★
  • 低域音質・・・・★★★★★
  • 解像度・・・・・★★★★★
  • 音場の広さ・・・★★★
  • 音の艶・・・・・★★
  • モニター・・・・★★★★★
  • リスニング・・・★★
  • 本体の高級感・・★★★★

※音の評価は主観が大きく左右するので、絶対的な評価ではありません。あくまで筆者の手持ちのヘッドフォンと、今まで使用した製品との相対的な評価です。今後使用していく過程で変化する可能性もありますので参考程度にとどめてください。

今まで聴いたことがない音でした。聴き疲れしない音なのに解像度は高いという不思議な感じです。

全域ともバランス良くフラット。細かな音まで聴きとれます。リバーブの切れ際の情報量も多く、美しいというより「正確に鳴らす」というイメージ。

低音の量が多く、しっかり見えます。決してブーミーなわざとらしい感じではなく自然なふくよかさがある感じ。コントロールもしやすいのではないかなと感じました。

俺はSONY MDR-CD900STを愛用していて、ミックスもマスタリングもリスニングも900STしか使わねぇ!という方に一度使って欲しい、そんなヘッドフォン。

少なくともミックス・マスタリングにおいてはHPH-MT8の方が良い結果をもたらすような気がします。

音が似てるというわけではないのですが、フラットな鳴り方や細部まで聴こえる設計という部分は共通しているのではないかなと。あとハイが刺さらないので、そこが気になってた方にも良いと思います。あとMT8の方が空間は広め、近過ぎず、立体的。

SONY MDR-CD900STとAKG K701を比較してみた【モニターヘッドフォン比較】

リスニングには向かないと思う

誤解を恐れずに言えば、一般的に言うところのリスニング向きではありません。

正確な音を鳴らすヘッドフォンなので、脚色がなく派手な・聴かせる音ではないのです。パッと聴いた気持ち良さみたいなものはない。

とは言えリスニング志向も十人十色ですから、歪みのない正確な音が心地よいという方もいるわけです。そういった方には鉄板でオススメできるのかなと。

あとは長時間作業や三度の飯より音楽鑑賞が好きという中毒的な方にも、聴き疲れしないという部分でのチョイスは間違いないと言えます。

ただ、ボディが堅牢かつゴツイので、900STなど軽いヘッドフォンと比較すると少々重たいと感じるかもしれません。

さいごに

手持ちのヘッドフォンとは全く異なるベクトルのヘッドフォンだったので非常に満足しています。

作りもしっかりしているので頑丈そうだし、シンプルなデザインながら高級感もそこそこあるので気分も乗る。

あくまで個人的展望ですが、MT8の音が正確だとすると、ミックスやマスタリング時に過度・余計な調整をしなくて良いので、音を間違った方向に導かないヘッドフォンではないか、と。

ではでは。

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