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音楽家必携の書「とーくばっく」著者、David Shimamoto氏インタビュー①

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「とーくばっく」の著者、David Shimamotoさんにインタビューを行いました。

どんな方か気になっている方も多いのではないでしょうか? 「とーくばっく」とは著名な方々も推薦されている、音を生業に趣味にしている音楽人であれば必携の教本です。

METAFIVEメンバーでいらっしゃるゴンドウトモヒコさんも推薦されています。

「ダブルカセットで宅録を始めて今まで全てが我流、この本を読んでかなりモヤモヤして悩んでたものが無くなりました。 それは”録音のレベルについて”です。

 
METAFIVE(高橋幸宏 × 小山田圭吾 × 砂原良徳 × TOWA TEI × ゴンドウトモヒコ × LEO今井)
 
今回はShimamotoさんの経歴や現在のお仕事、そして使用機材に至るまで細かくインタビューすることができました。

「とーくばっく」の読者はもちろん、「とーくばっく」の購入を検討されている方、是非是非読んでみてください。

全5回です。

音楽家必携の書「とーくばっく」著者、David Shimamoto氏インタビュー②

音楽家必携の書「とーくばっく」著者、David Shimamoto氏インタビュー③

音楽家必携の書「とーくばっく」著者、David Shimamoto氏インタビュー④

音楽家必携の書「とーくばっく」著者、David Shimamoto氏インタビュー⑤

 

David Shimamoto氏について

StudioDesk2

 

それでは、どうぞよろしくお願いします。

 

こちらこそよろしくお願いします。Studio GyokimaeおよびVocal-EDIT.com代表のDavid Shimamotoと申します。

 
 


 

いきなりですが、”Gyokimae”の由来は何ですか?

 
 

 

近鉄奈良駅前にある広場の愛称から拝借しました。同所には行基(奈良時代の僧)の像を囲う噴水があり、渋谷でいうところの「ハチ公前」に相当する地元のランデヴー・スポットとして親しまれています。

 
 

 

なるほど、地名だったんですね。それでは、Shimamotoさんの経歴を教えて頂けますか?

 
 

 
小学生の頃にJ-Popの洗礼を受け、中学、高校と音楽系のクラブに所属しました。折しもTKブームの中、かなりヌルい考えで自分も作編曲がしたいと思い米国の芸大に入学しました。
 
在籍した大学は現代音楽がわりと盛んで、免疫のないままコンテンポラリー・アートの洗礼を受けることになりました。
 
芸大卒業後は日本に帰国し、IT系の派遣業務などを経たのち、1年半ほどSSLスタジオでアシスタントを経験しました。

 
 

 

SSLスタジオで働いていらっしゃったんですね!

 
48chの9000Jが入ったスタジオでしたが、ある放送局がもっぱら自社コンテンツの制作に使用していたので、環境としてはやや特殊だったかもしれません。
 
小編成のオーケストラは毎週のように収録していたのでそちらは勉強になった一方、歌などは1、2回程度、ギターアンプに至っては一度もスタジオで録ったことはなかったように思います。
 
スタジオを離れた後は十数年、音楽からは一旦離れてテレビ放送のインフラ業務に従事しました。日本各地でライブ映像を右から左に流すだけの仕事ではありましたが、映像コーデックに関する知識はこの頃に身に付きました。

 
 

 

スタジオ経験から映像まで幅広いですね。

 
ちょうど世界中の放送局がMPEG2/SDからH.264/HDに移行していた過渡期とも重なります。この期間に、自社サービス用に小規模のライブ動画配信プラットフォームを設計、運用したりもしました。
 
音楽と並び、中学ぐらいから趣味でプログラミングも学んできました。これを言うと歳がバレそうですが…スーパーファミコンを買うお金がなくて、代わりに家に転がっていたPC/AT互換機で遊び始めたのがきっかけだったと思います。

 
 

 

普通はスーパーファミコンはあってもPC/AT互換機が無いと思いますけどw

 
 

 
かもしれませんね。久しぶりに思いだしたのですが、そういえばスーパーファミコンの流行り始めの頃に、いまさら友人から借りたファミリーベーシックで遊んだりもしていました。
 
「やっぱDOS BASICわかんねー スプライトらくちんー」とか言いながら。
 
そういった分野への関心もあってか、ポップスに気分が向いたり、メディアアート的なものに気持ちが振れたりといったことを、わりと最近まで数年周期で繰り返していました。
 
Puredata(Max/MSPに似た、オープンソースの音響生成ツール)を使いこなしたくて、レイテンシを低減する必要悪からLinuxを学んだり、Cで書かれたソースコードを読んでみたり。そこで得た知識が、のちに「とーくばっく」の前半を書くのに役立ったりもしました。

 
 
脚注:藤本直明さん作 ”Immersive Shadow” においてサウンド・デザインを担当。来館者の動きに応じて異なる音声をリアルタイムで生成するプログラムを制作。
※「魔法の美術館」出展作品として、日本各地のほか、国外でも展示中
 

 

ボーカル補正サービスはいつ頃からはじめられたんですか?

 
 

 
放送インフラの業務と並行して趣味の音楽も続けていたところ、ちょうどいまから10年ほど前にご縁があって、ある企業のボーカル補正を請負う副業を始めました。
 
不思議なもので、音楽で食べていくことを諦めた途端に、時給換算すると悪くない収入を音楽を通して得られるようになりました。細くとも長く続けていると、何が起こるかわからないものです。 
 
それまで口コミだけでユーザを広げていたボーカル補正サービスでしたが、その後、2017年半ばに前職を辞めたのを機に初めて看板を表に掲げ、主業務に格上げしました。
 
ですので、補正業務のサイトなどは比較的新しいですが、来春(2019年)でこの仕事を始めてちょうど10年になります。 
 
最近はボーカル補正のついでにミックスを依頼される案件がぽつぽつ出てきました。ですので、公正であるなら「ボーカル補正専門」スタジオの看板は近々下ろさねばならないかもしれません…

 
 

ボーカル補正を専門に行うスタジオです。豊富な実績より培ったスピードと品質にて、音楽制作のお手伝いを致します。

その②へ続く⇨こちら

 
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