Arturiaといえばヴィンテージシンセサイザーのイメージが強いですが、実はエフェクトプラグインのクオリティが素晴らしく高いです。
シンセよりもエフェクトの方をめっきり使うようになってしまったほどで、特にPreampとCompressorシリーズが非常に気に入ってます。
派手に効くというよりも、極めて自然で、品のあるジェントルな色付けを行えるのが特徴です。
プリアンプ系のプラグインをお探しの方、それぞれの特徴が分かるデモ音源を用意しましたので是非聴いていってください。
Arturia 3 Preamps
Arturia 3 Preampsには3種類のプリアンプがバンドルされています。※()内は元になった実機名。
- 1973-Pre(NEVE1073)
- TridA-Pre(Trident A Range console)
- V76-Pre(TELEFUNKEN V76)
どれも数々の名盤で使用されている名機ばかりなので、我々は必ず耳にしているプロの音です。
有名なものだけに、特にNEVEは各社リリースしているわけですがArturiaのは一味違う質感だと思います。
ちなみにぼくはバンドルを買いましたが、単品購入もできます。
聴き比べ
音の特徴を聴き比べしみてください。こちらが素のドラムです。
1973-Pre

プリセット:Drum Bus。
Neveらしい艶と中域の力強さがグッと出て抜けも良くなります。どんな素材にも合いそう。
ただ太くなる、派手になるわけではなく、独特の味付けが良いですね。高級料亭の職人がとった出汁で仕上げたような、濃いのに品がある質感。
TridA-Pre

プリセット:Drum MixBus。
高域に特徴があり、前にでる元気な音になりますね。派手なロックなどに向いてそうです。
V76-Pre

プリセット:Drum Mid-Side Treat。
高域は控えめで、全体的に温かみを感じるサウンドです。低域もフワっとします。マイルドにしたいトラックには最適ではないでしょうか。
さいごに
それぞれのキャラクターは三者三様。バンドルを買ってもカブることはないので、用途に応じて使い分けができます。
3機種共に言えるのですが、品がある味付けです。高級料亭の職(ry
個人的なお気に入りはNEVE1973です。
ではでは。