機材

モニタースピーカーは正しく設置しようって話

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モニタースピーカーの設置方法について、とても分かりやすいビデオを発見したのでご紹介です。

ある程度”録音”をしたことがあればマイクの位置を動かすだけで、音を大きく変えることが分かると思います。スピーカも同じで、配置を少し変えただけで実に大きな結果を得られます。この原則を利用して、まず初めにすることはモニタースピーカーの正しい設置場所とスイートスポットを見つけることです。

どんなに素晴らしい高価なスピーカーでも設置方法や聴き方が悪ければ実力を発揮できません。時には誤った評価をしてしまう可能性もあります。

今一度自身の環境をチェックしてみましょう。

また、ビデオの通りにいかなくともできる範囲の対策も記載しているので最後まで読んでみてください。

※この記事は2019年12月16日に投稿されたものに加筆修正しました。

モニタースピーカーの設置方法

簡潔に分かりやすくまとめてあるので是非見てください。英語ベースですが、分かりやすく図解してあるので問題なく理解できます。

壁からの距離

ほとんどの部屋は長方形です。壁はスピーカーから近いほうが良いのか、それとも遠いほうが良いのか?

答えは遠いほうが良いです。反射が少ないということと、低域が溜まりにくいため。壁からの距離が遠いと低域のレスポンスが良くなります。

住宅事情もありますから、上記のように決まりきった配置ばかりではないでしょう。その場合は実験することが必要です。

左右対称に置くこと

スピーカーと壁(横)の距離はシンメトリー(左右対称)にしましょう。

スピーカーの配置はもちろん、部屋の中にあるソファなどの家具なども左右対称に。

ステレオイメージングが向上します。ミックスにおける、ファントムセンター(2台のスピーカーの中央から音がなる現象)も改善します。ミックスがやりやすくなるはずです。

正三角形の頂点に座る

正しいステレオイメージを得る為には、2つのスピーカーと自分の距離について、正三角形を意識しましょう。

ここが狂っていると、パンニング、音量、バランスを決定するのが難しくなります。

こちらも参考になるのでは、ってかDTMer全員やるべき。

スピーカーの向き(縦・横)

ほとんどのスピーカーは縦置きだと思いますが、スピーカーによって異なるためマニュアルを参照しましょう。

こちらの方が好み!と自分の頭で考えずにメーカーの指示に従うべきですよね。

スピーカーの置き方が間違っていると位相の問題が発生します。

ツイーターは耳の高さに

ツイーターから発せられる音は超指向性です。頭を少しでも動かすと周波数応答が劇的に変化します。

高域の表現を正確にミックスするために、ツイーターが耳の高さに合うようにセッティングしましょう。

スピーカースタンドについて

ほとんどのDTMerはデスク上にスピーカーを置いています。

デスクは共鳴するため、スピーカースタンドを使用しましょう。共鳴する周波数が山となり、しない部分が谷となります。

デスクから離すことで、影響を最小限に抑えることができます。

スタンドとも多少は共鳴しますが、デスクと比較するとかなり小さいものです。

38%ガイドライン

一般的に、部屋のスイートスポットは壁(前)から38%(部屋の長さを100%とした場合い)離れた所です。まずはリスニングポジションを決めてから設置をすると理想的ですね。

ただし、これはガイドラインであり、ルールではないため常に実験をする必要があります。

完璧は存在しない

プロのスタジオであっても完璧な環境というのは存在しないとのこと。

最善の方法、より良い方法で少しでも正しいセッティングを行うことにより、作業のしやすさ、クオリティ向上につながります。

対策

そんなのできたら苦労しねーわ!という声が聞こえてきそうですがw

最も良いのは部屋自体から考えることですが、そうもいかないのがDTMerの住宅事情。

高さを変えたり、デスクとの干渉を最小限に抑えたりするなどは出来ますので、出来ることからやっていきましょう。

スピーカースタンド

デスク直置きだと、ツイーターが耳の位置より低いことが多いですよね。スタンドによって高さは様々なので、自身の環境に合うものを選択しましょう。

サウンドハウス⇒CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MST モニタースピーカースタンド

サウンドハウス⇒ISO Acoustics ( アイソアコースティック ) / ISO-155 スピーカースタンド

インシュレーター

デスクとの干渉を減らすために直置きはNG。DMSDおすすめです。

https://synthsonic.net/archives/54647636.html

安価なものでも効果がわかりやすいアイテムなので、直で置いてる方は是非導入を。

サウンドハウス⇒DMSD ( ディーエムエスディー ) / DMSD 50

サウンドハウス⇒audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT6099

吸音材

後方の壁などが近い場合や、スピーカーの後ろなど吸音材を貼るのも良いでしょう。

SONEX ( ソネックス ) / UNX2 CHARCOAL 8枚 61cm x 122cm 吸音材

音場補正ソフト

こういったものを使用するのもひとつの方法です。ぼくは計測するためだけに使っています。

サウンドハウス⇨IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / ARC System 2.5

RockoN⇨SoundID Reference for Speakers & Headphones with Measurement Microphone

さいごに

基本中の基本といった内容ですが、知らない方には非常に有益でしょうね。

そんなぼくもセッティングした当初は知らなかったことばかりで、思いっきりデスクに置いてるし、部屋の向きなんて思いっきりダメな方(レイアウト上変えられない

思い当たる部分があった方、プラグインも良いですが環境構築もとても大切です。

まずはできる範囲でやってみましょう。

こちらの本も是非ご参考に。

ではでは。

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