音源

Ⅵ Labs Ravenscroft 275レビュー

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自然で美しいピアノ、それがRavenscroft 275。

「ピアノ音源」は数えきれないほどありますが、Ravenscroft 275はそんなレッドオーシャンでも抜きんでる存在です。

人気どころのKeyscapeIvoryPianoteqなどと比肩するレベルのクオリティであり、人によってはRavenscroftの方が良いと思う人もいるでしょう。

また、上記のいずれかを持っていたとしても一度チェックしておくべきピアノ音源です。

もし、DAWに付属している総合音源のピアノで満足している方は、一度は使ってみると圧倒的クオリティに感動するのでは。

ピアノ音源に興味のある方は、是非最後まで読んでみてください。

Ravenscroft 275

Ravenscroft 275は、世界最高のピアノのひとつと言われる、Ravenscroft社のModel 275を独自の技術で収録したピアノ音源です。

現在生産されている(受注生産)ピアノの中では、最も高価であり、価格は$280,000(約3,000万円)という家1件相当の高級楽器。

完全なるサンプルベースの音源で、UVI Falconまたは無料のUVI Workstationにて動作します。

サンプル総数は17,000以上、容量は35GBとかなり大きいですが、ロスレス圧縮技術により、実際のストレージ占有スペースは5GBほど。

ここまで読むと「高いだけで、キワモノ音源じゃないの?」ということを思う方もいるかもですが、後述するとおり全くそんなことはありません。

セッティングでは、かなり細かい調整ができるので、ピアノ音源に拘る人も納得するまで追い込めます。

普通に使用する分には、それほど調整は不要とは思いますが、4つのマイクポジションや、ペダルノイズにキーノイズなどの調整も可能。

リバーブは22種類を搭載。

音について

とにかく、わざとらしさのない豊かな響きで、自然で美しい艶があるのが特徴です。

高域の美しさは感動するレベルで、ピアニッシモの存在感が素晴らしいです。

中域はスッキリしていながら、豊かな響きと存在感を持っているため、音が重なっても飽和することなくナチュラルさを保ちます。

そして低域はクリアかつ迫力があるという。

楽器としての表現力はそのへんのピアノ音源ではまったく敵わないなと感じました。

ピアノ音源にもそれぞれ個性があり「高域は良いけど中域が弱い」「ヌケは良いけど嘘くさい」というように、主観や好みはあれど、なかなか”バランスが良く突き抜けたもの”というのが存在しません。

Ravenscroft 275は極めて上記の”それ”に近く、これと言った弱点がないピアノ音源なのではないか、と思わせるほどのクオリティと言えますね。

ベロシティレイヤーの精度の高さのおかげか、普通のキーボード鍵盤なのに弾き心地が非常に良く感じてしまうのも凄いなと。

CPU負荷

これほどのクオリティでありながら負荷はめちゃくちゃ軽いという…。

再生エンジンがFalcon(UVI Workstation)ということもあるのでしょう。

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計測環境は以下のとおり。

  • OS ・・・Windows10 64bit
  • CPU ・・・AMD Ryzen 9 3900X [3.8GHz/12Core] 
  • メモリ・・・64GB [DDR4-3200 16GB×4]
  • DAW・・・Cubase Pro 10.5
  • Audio I/O・・・RME UCX
  • バッファーサイズ・・・512samples
  • サンプリングレート・・・44.1kHz

さいごに

あえてシンセっぽいピアノが良いなどという場合を除き、グランドピアノ音源はRavenscroft 275があれば、全方位に戦力となること間違いなしのピアノではと思います。

特に、ゆったりした曲調や、ピアノ主体の曲に使える音源の”筆頭”と言えるピアノ音源のひとつなのではないかと。

負荷が軽いのも大きなポイントです。

ではでは。

Ravenscroft 275

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