dazai_osamu

ぶっちゃけ森博嗣さんの小説は読んだことなかったんですが、小説家っていくらくらい稼げるのかな?っていう興味本位から読み始めました。

主題はもちろんのこと、それ以外の部分でものすごい良い本でした。

小説家やライター志望の方はもちろんのこと、クリエイターにはオススメの本です。


画像は太宰治です。いらすとやさん何でもあるねw





森博嗣さん
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有名な方なので紹介するのもどうかと思いますが、代表作は『スカイ・クロラ』、『すべてがFになる』等。

ペン使わずキーボードで小説書かれているようです。小説家って言ったら太宰治とかを想像してしまって、原稿に万年筆って感じで紙にまみれてるイメージだったんですが、今の時代そんなのおかしいですよね。

小説は全然読まないんだとか。なんだ、ただの天才か・・・。

元名古屋大学の助教授で30代後半で小説家デビューという異色の経歴。

森さんは極めて合理的な考えの持ち主で、淡々とした書き味、派手を好まず、自分の好きなように生きているだけでヒットしたからありがたい、みたいな感じなんですが、「ポルシェ買った」とか「庭園鉄道(自分が乗れるレベル)」を趣味にしてたりとか時折垣間見えるセレブ感がなんとも凄いw

さすがは工学博士ってなロジカルな考え方がめちゃカッコいいんですよね。




小説家になりたくなる本

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タイトルの通り、作家(小説家)の収支を淡々と公開されています。

才能云々はおいといて、小説家になればよかったわ!ってか、なりてぇ!って思いました。

印税のみならず、取材やグッズ、学校の試験に引用された場合など、とても興味深い。

収支の話も楽しめたんですが、クリエイターの心得みたいなものも随所に書かれていてとても刺激的なんですよ。

中でも特に興味深かったのは、メジャーなものとマイナーなものの関わりというか、トレンドの過去・現在・未来のような話が面白かったです。

出版業界の現況、今後の展望などを、工学博士の視点からバッサリ切っておられます。ほんとオススメ。

人を羨む人は成功しない

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文章の量が多いのに、とても中身が濃くて、どこを切ってもネタバレしそうですから、ほんの一部だけ引用させていただきます。

自分が好きなものを知っている人は、その好きなものに金をつぎ込むだけで、一般的な贅沢をする必要がないからだ。好きなものがない人は、普段から他人のことを羨ましがっている。だから、大金を手にしたら、自分もそんな贅沢がしたい。つまり、人から羨ましがられたいという願望を持っている。
「一般的な贅沢」というのは、本当に自分が望んでいないことなんですよね。他者視点というか、他人からどう思われたいかが基準になっている。羨望というのはマイナス思考です。

お金のみならず、時間の使い方も同じような気がする。自分が好きなものを知らない人は、「ヒマだなー」「休みがあってもやることがない」と言ってませんかね。

しかし、自分の好きなものがはっきりわかっている状況こそが、その人を成功へと導くという例が多い。この道理でいくと、人を羨む人は成功しない。
 
人を羨んではいけない、ということではなくて、自分が好きなものがはっきりわかれば人を羨むこともなくなるってことですよね。

さいごに
これから小説家目指す方、ってかライターは必読。

電子書籍等の展望やこれからの印税のあり方にも言及されていて本当に勉強になりました。

もちろん主題の「収支」の部分も詳しく書かれているので、何万部売れた!ってニュースから「フムフム、いくらくらいもらってるんだな」って分かるようになります。

周りに話すと「へぇ~」って言われるかも。お金の話から物事の見方が変わることもありますよね。

ってかすっかり森さんのファンになってしまった。小説読みますw

ではでは。



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