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DTMerのみなさん、セール楽しんでますか?

ブラックフライデーは終わってしまいましたが、黒金って何よ?ってくらいサイバーマンデーが熱かったり、まだまだ勢いは止まらないですね。ちなみに正月明けくらいまではセール色々熱いですから、まだ弾に余裕がある方はチェックしてみて下さい。

ソフトシンセ・プラグイン セール【厳選】まとめ2015 : SynthSonicソフトシンセ・プラグイン セール【厳選】まとめ2015 : SynthSonic

惚れなおすという言葉がありますが、皆さんは手持ちのシンセやエフェクターに惚れ直した事はありますか?私はよくあるんですが、最初に触った時には魅力に気付かずに数年後に気付いたりとかしょっちゅうです。そんな部分で思うところがあるので考えてみました。



知識はシンセの評価に影響する

あるときふと自分の足もとを見ると、そこに大きな金塊があったとします。大人なら誰でも、びっくり仰天するでしょう。慌てて家族や友人を呼んだり、スマホで写真を撮ったり、持ち上げて重さを確認したりと大興奮しますよね。なぜなら私たちは、「金塊には価値がある」と知っているからです。
 

ところが幼児や動物の足もとに金塊を置いても、それは単に、キレイな石にすぎません。最初は触ったり舐めたりして興味を示すでしょうが、食べられそうにもないし、おもしろいことは何も起こらないと理解した時点で、彼らは金塊を放置し、他の食べ物やおもちゃを探しに行ってしまいます。
 

幼児や動物には、すぐ身近にある金塊の価値に気づく能力がないのです。
このように、自分のすぐそばに「価値あるもの」が存在していても、その価値を認識する力がないと、「自分の周りには何も価値あるものがない」と捉えてしまいます。
 




知識があるかどうかでシンセの評価(価値)が変化します。

例えば、JDピアノについて、全く知識のない人は単純に音の好みや、漠然とした感想はあったとしても、なんだかシンセっぽいピアノの音?ということしかわかりません。

JD-800の音を知っている、小室哲哉さんが使い倒していた事、使用された楽曲など、知識が多ければ多いほど、評価(判断)が変わってきます。決してリアルなピアノ音色とは言えないJDピアノですが、知識によって付加価値が生まれています。仮にJD-800の未使用品が100,000円でも欲しい人はいるはずです。もちろんJDの良さはピアノだけではありませんがw
JD-800
つまり、同じ音でも「知識によって価値が変化する」ということです。

往年のビンテージシンセを復刻したものや、ソフトシンセ化したものがありますが、元々の音を知らないと似てるかどうかすら判断できません(知ってしまったばかりに実機が欲しくなってしまう可能性もw)。

知識がなければ、評価のしようが無いんです。知識を持った上で、手持ちのシンセをさわってみると再び輝きを取り戻したりする可能性があるということですw

無論、好みの影響も大きいですが、知識によるシンセの相対評価(比較)も出来るようになると、更に面白くなっていきます。

機能面においても、知識があればシンセに正当な評価を与えることができます。知識がなければ多機能なシンセはただ難しくわかりづらいものに過ぎません。わからないものは面白くないです。より楽しむために知識を加えることで奥深いシンセサイザーの世界に没入できます。

また、知識があっても状況によっては、必ずしも価値が見出せるとは限りません。

「作曲に使える(使う)音なのか」、「実機に似ているのかどうか」、「単純に好きな音」、「好きなアーティストが使っているシンセ」、「~の曲に使われている音色」など、視点は様々です。状況によって求めているものが異なるため、価値も変化する可能性があります。

知識はシンセを使いこなす早道になる

浅倉大介さんの作曲本から一部をご紹介。

まずは、シンセを触る前に、絶対にしておいてほしいことがあります。それは取扱説明書を読むということ。皆さん読んでいますか?(笑)シンセを買って早く使いたい気持ちは分かりますが、まずは説明書を読みましょう。
 

機材の能力を100%以上引き出すためには、やはり自分お思うままに扱えるようにならなくてはいけません。説明書にはその方法がすべて書いてありますので、ぜひ読破することをオススメします。
 
シンセのことは何でも知っている浅倉大介さんの言葉です。ついつい、わからない部分だけを調べればいいや!となりがちですが、使いこなしているプロが言うと説得力が違います。その説明書の読み方まで教えてくれる良書です。



こちらはDX7 30thアニバーサリーブックより。

ただあるとき、坂本龍一さんと「アルゴリズムって何なんだ!?」という話をする中で何となく理解したんですよね。DX7を弾きながら、坂本さんが「あ、こりゃ『ポリモジュレーション』だ」と言い出して。「ポリモジュレーション」というのはProphet-5の機能なんですが、2つのオシレーターの片方をモジュレーターとして使い、ピッチの揺れを他方のオシレーターのフィルターに変換して複雑な倍音を作るものなんです。それで「要するにDX7はポリモジュレーションが縦にも横にも並んでいるんだろう」と言われて、目から鱗が落ちた。すっと腑に落ちましたね。それからは「アルゴリズム○番」とは考えずに、図を見ながら「こういう風に倍音が重なっているんだな」とか「それがこういう風にクロスしながらモジュレーションがかかっているんだな」という風に理解していったんです。
 
教授はえらくProphet-5を気に入っていますので、ポリモジュレーションを深く理解しており、その知識をFM音源に置き換えてFM音源を理解しました。知識の応用です。




知識を深めよう
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知識を深める一番の早道は、どんなシンセでも良いのでいじり倒すことです。実際に音を作ってみて思考錯誤するのが近道です。前述のとおり、もちろん説明書はしっかり読んで下さい。

実践しながら学ぶことで、記憶に関する働きを総動員できるからです。学んでいることを現実世界と結びつけることで、脳内に強い結合を作れます。結果として、学んだスキルも忘れにくくなります。
 

実践しながら学ぶ方法はたくさんあります。例えば、音楽のスキルなら「計画的訓練」が有効です。自分が今していることを常に意識しながら練習する方法です。計画的訓練では常に頭を使い、短いセッションに集中して取り組みます。ハードにではなくスマートに訓練するのです。
 


科学的に実証された、効率的に知識やスキルを身につけるコツ | ライフハッカー[日本版]科学的に実証された、効率的に知識やスキルを身につけるコツ | ライフハッカー[日本版]


「頭を使え!」名門音楽大学教授による効率よく能力を高める練習法とは? | ライフハッカー[日本版]「頭を使え!」名門音楽大学教授による効率よく能力を高める練習法とは? | ライフハッカー[日本版]

知識が深まって演奏能力も極まれば最終的には氏家さんになりますよね。シンセの能力を全ての面から最大限に引き出しています。氏家さんになりたい!


さいごに
シンセに詳しくなればなるほどシンセが面白くなります。

セールが盛り上がっていますが、PCの中には持ち主が使い方をわかっていないだけで、本来の輝きを放っていないシンセやエフェクターがあるかもしれません。無駄な買物や後悔をしないためにも知識は自分を守る懐刀になります。

知ってしまったばかりにその世界観というか沼にハマっていくのも一興!そんな私もまだまだ勉強中ですが、シンセサイザーって本当に面白いですよね!

そしてセールは続いていく・・・。

ではではw

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